2013年度表彰
2013年1月1日〜2014年3月31日までの実践についての表彰
(2014年6月30日締め切りにて募集)
■指導者養成部門(個人の実践) (敬称略)
最優秀賞
[受 賞 者] 古田栄子(宮崎県)
[受賞理由] 平成16年度に実施した「新富町子どもネイチャーゲーム教室」を皮切りに、10年間に渡って定期的・継続的に「放課後子ども教室あおぞら」をコーディネートされています。
参加者と地域の自然を繋げるだけでなく、地域の指導員の活躍の場づくり、シェアリングネイチャーのネットワークを活かしての各種助成金の活用、地域行政との連携にも繋げ、コーディネーターとして大変優れた活動をされていることが評価されます。
「あおぞら」は平成25年12月に優れた「地域による学校支援活動」推進にかかる文部科学大臣賞を受賞するなど、高い評価が認められ、地域への今後の広がりも期待されています。
[受 賞 者] 藤田庄治(静岡県)
[受賞理由] 幼児教育における自然体験を継続的、定期的に実践され、確かな指導力とコーディネート力がみられます。
また成果をアピールできる形にまとめ、意欲的に他園へと広げています。
企業との協働事例であり、外部の教育資源の活用をされている点も評価されます。
今後、研究を進め幼児教育現場における自然体験の重要性の研究に取り組んでいただくとともに、全国の指導員に向けた事例報告としての整理を期待しています。
努力賞
[受 賞 者] 若井直美(富山県)
[受賞理由]高齢者および介護者に向けた、「落ち葉の窓」を活用したシェアリングネイチャー活動の実践という、社会的なニーズに応えた取り組みです。
実践の考察、効果の整理がされており、また取り入れやすい実践でもあることから、全国への波及が期待できます。
今後、同様の実践の継続性を保つことにより、さらに意義のある実践として高めていただくことを期待しています。
■普及部門(組織の実践) (敬称略)
最優秀賞
[受賞組織] フェニックス宮崎シェアリングネイチャーの会(宮崎県)
[受賞理由] ネイチャーゲームコーディネーターである古田栄子さん(指導者養成部門最優秀賞授業)を中心に、平成16年度に実施した「新富町子どもネイチャーゲーム教室」を皮切りに、10年間に渡って定期的・継続的に「放課後子ども教室あおぞら」に取り組まれています。
本活動からの広がりにより、公民館講座や生涯学習のイベント、小学校の環境学習などにおいてネイチャーゲームが取り入れられる機会が増え、また他の自治体からの依頼の増加にも繋がっており、地域に根ざした広がりのある取り組みをされています。
長年にわたり地域の人と自然を結び、「人が自然を尊重し共生する社会づくり」へと繋がる具体的な活動をされていることが高く評価されました。
優秀賞
[受賞組織] 東京都シェアリングネイチャー協会
[受賞理由] 2013年度 全国研究大会開催都道府県として運営事務局を担い、力を合わせて尽力したことが評価されました。
努力賞
[受賞組織] 宇治やまぶきシェアリングネイチャーの会(京都府)
[受賞理由] 神社をフィールドに、地元教育委員会の協力を得てネイチャーゲームを活用した活動を展開し、「地域における神社の存在」を子どもたちを中心に再認識させる機会へと繋げています。また本活動を通してネイチャーゲームの認知度が高まり、教育委員会の他行事での活用にも繋がっており、本活動を含めた地域に根ざした活動の継続的な実施が期待されます。