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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.36〈驚嘆!虫たちの能力〉(2020.04.30)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO36
〈驚嘆!虫たちの能力〉
軽トラで畑に行こうとしたら、フロントガラスに"虫"が止まってた。
すぐに落ちるだろうと車を走らせたが、一向に落ちる気配はない。時速は30~40キロ、畑までは3~4分。
結局落ちずに少しずつ場所を変えながらそのまま張り付いていた。
車を止めてじっくり観察してみるとどうやら"クビキリギス"のようだ。
軽トラのフロントガラスは乗用車と違ってかなりの急こう配、60度近くある。
汚れているとはいえ一応ガラス、なんの突起もない。
そこに時速40キロの風を受けながらしがみつける能力!まさに驚嘆の極み!
一体どういう仕組みでこんな芸当ができるのか、不思議でならない。
カブトムシのように足の先には鉤爪があるのは肉眼でもわかる。しかし、いくら鉤爪があっても引っ掛けるものがなければ役に立たない。勾配のある滑りやすいガラス面にどうやって止まっていられるのか???
ほかに考えられるのは、タコのような"吸盤"説。足裏に吸盤があれば、時速40キロで走る車のガラス面にしがみつくことは可能かも?
家に帰って早速調べてみた。すると、テントウムシのようにバッタにも吸盤状のものがあることが分かった。
これで滑りやすいガラス面を歩くことができるのだ。
どうやらこの吸盤状の足裏は、飛び立つときにしっかり踏ん張れるように使われるらしい。今度足裏を詳細に調べてみようと思う。
私たち人間の暮らしが今のように豊かになったのは、多くの動植物の能力や生きる知恵をヒントにしてきたから。
人間の歴史よりはるかに長い時間をかけて生き抜いてきた地球上の生き物たちに敬意を払いながら、その隠された能力を活用させてもらえたらと思う。
恐るべし、虫たちの能力!
▶PDF版をダウンロードする inocchifarm36.pdf
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コメント(1)
クビキリギリスの足にも吸盤があったなんて、知りませんでした。
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