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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.44〈コンパニオプランツ〉(2020.05.15)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO44
〈コンパニオンプランツ〉
コンパニオンといっても宴会の席でお酌をしてくれるお姉さんの話ではない。
適した野菜や花を栽培している野菜のそばに植えると病害虫を防いだり、
生育が良くなったりする組み合わせで、「共栄作物」「共存作物」などと呼ばれている。
一般的な農家は害虫や病気対策には農薬を使うが、無農薬にこだわるイノッチファームは自然界の仕組みを活用して野菜を育てるし かない。
写真Aはズッキーニのそばにマリーゴールド とネギを植えたもの(ネギは画面に入ってない)。
ネギは虫よけ、マリーゴールドは受粉の手伝いや線虫対策。
でも、ズッキーニは苗を植えたばかりでまだしっかり根付いていないためか、
すぐにウリハムシの攻撃に遭い穴だらけになってしまった。
コンパニオンプランツの効果はなし!
同じように、トマトやナスにはナスタチューム、ゴーヤにはネギをそばに植えたが、果たしてどれだけの効果があるかは未知数。
今までも農薬は使わず、野菜本来の"生き抜く力"を信じてやってきた。
ハクサイ、キャベツ、ダイコン、ニンジン、トマト、ナス、キューリ・・・。
ことごとく虫の餌食になるがなぜか全滅することはない。
虫たちは小さい野菜、弱っている野菜、密植状態でヒョロヒョロの野菜を中心に攻撃する。
見るからに元気モリモリの野菜には寄ってこないか、来ても大した被害にはならない。
野菜そのものに抵抗力があるのか、あるいは何か虫が寄り付かない物質を出しているのかは不明だが
(一説によると、虫に攻撃された野菜が"敵が来たぞ!"と いう物質を出して仲間に知らせ、忌避物質を出すらしい)。
動物も含めて地球上の様々な生き物がお互いに共存・共栄しながらバランスを保って生きてきた。
それを攪乱してしまったのが人間なので、せめて攪乱物質だけは使わないでおこうと思う。
▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№44.pdf
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