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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.46〈キアゲハの幼虫〉(2020.05.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO46

〈キアゲハの幼虫〉

ダイコンの花に隠れていて気づかなかったが、ダイコンの根元にあったパセリにキアゲハの幼虫がいた。

毎年のことだがパセリやニンジンの葉に卵を産み、気が付くとあの"鳥の糞"が見つかる。

今日は大小合わせて4匹の幼虫が見つかった。

小さくてもチョッカイ出すとあの臭い黄色いツノ(臭角)を出す。

パセリの苗は3本しかないので恐らく食べつくされてしまうだろう。
家のゆずの木にはナミアゲハの幼虫がいた。

初めは見分けがつかなかったが同じ"鳥の糞"でもいろいろな視点で見比べてみると、

幼虫時代から模様が違うことに気づく。

食草が違うのでセリ科の植物にいればキアゲハだし、ミカン科の木にいればナミアゲハと分かるが、

見る目さえ養えばわずかな違いにも気づける。

このブログを書いていたら横で年長の孫が、「あっ、アゲハの幼虫だ!」と。

「うーん、似ているけどこれはキアゲハの幼虫なんだよ。アゲハはミカンの木なんかにいるけど、キアゲハはパセリやニンジンの葉っぱを食べるんだ」と説明。

しかし孫は「でもさ、どうしてキアゲハなのに木にいないのかな~」と不思議がっていた。

何を言ってるのかと思ったら、彼はキアゲハを木アゲハと思っていたらしい。

謎が解けて、「キアゲハは木アゲハじゃなく、黄色いアゲハでキアゲハっていうんだよ」と説明してやった。

これから脱皮を繰り返し、やがて緑と黒の鮮やかな色になった幼虫はさらに食欲旺盛になってパセリを食い尽くす。

そして、梅雨に入った頃きっとまたあの優雅な姿でお礼の挨拶にやってくることだろう。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム通信№46.pdf

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