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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.48〈麦の秋〉(2020.05.25)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO48
〈麦の秋〉
麦が風に揺れるさまが大好きで、ただそれだけで麦を育てている。
子どものころ、麦畑が広がる中で育ったせいか無性に麦を見たくなり畑の隅っこに麦のタネを蒔いたのが3年前。
それ以来、麦を蒔き毎年この時期が来るのを楽しみにしている。
麦も陸稲も主食だったので、麦を見ると豊かな気持ちになれるし、麦畑とヒバリの巣がリンクするので、ヒバリが鳴けば自然と麦畑を思い浮かべもする。
中島みゆきに"麦の歌"があり、♪なつかしい人々、なつかしい風景・・・・♪とあるが、麦を見るとあっと言う間に子ども時代の自分に戻れ、懐かしい人々や懐かしい風景が目の前に広がる。
"麦の秋"とは初夏の季語。
11月下旬に蒔いた種は冬の寒さに耐えようやくこの時期に結実を迎える。
そういえば冬の寒いなか麦踏みをしたことを思い出した。
踏まれることで分げつ(株が分かれる)し、霜にも強くなる。
踏まれることで強くなる麦、その逞しさ力強さに惹かれるのかもしれない。
▶PDF版をダウンロードする イノッチファーム№48(pdf)
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