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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.77〈この逞しさに乾杯(完敗)〉(2020.07.16)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO77

〈この逞しさに乾杯(完敗)〉

長雨が続くなか、ほんのチョットの間でも雨が止むと畑に行って草刈りや草取りをする。
「晴れてからでいいや」なんてのんきに構えていたら、あっと言う間に草の山。
野菜の姿は草の海に埋もれて見えなくなってしまう。
取った草はそのまま畑に置き枯れるのを待って土の中に埋ける。
右の写真は取ったばかりの草。
2~3日放置すると下の写真のように少ししおれてきてクタッとなる。
晴れ間が続けばすぐにでも枯れる運命なのだ。
ダンゴムシやミミズもせっせと分解してくれて、やがては貴重な肥料となる。
しかし、今年のように長雨が続くと話はそう簡単ではない。
根っ子ごと引き抜いた草は勿論のこと、草刈り機で刈った草も雨の水分があるので一向に枯れず、いつの間にか根を出して生き返ってしまう。
積んである草をどかしてみるとわずか4日前に刈った草がもうこんなに根を出している。
土中にタップリ水分があるので根の周りに着いた土にも水分が沁み込んでいる。
そして土が乾く間もなく雨が降るので、根がなくても茎の節々から新しい根を出し始めてしまう。
もとより、畑の草は全部抜き取ってしまうなんてことは考えていないが、限度がある。
野菜が育つ程度に草は生えていればいい。が、そんな人間の勝手な思惑が通じるはずもない。
生きるための条件がチョットでも揃えば、すぐに根を出し始めるのだ。
雨を味方につけた草たちの逞しさに今は"完敗"宣言をするしかない。そして彼らの"雑草魂"に"乾杯"。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№77.pdf

inocchifarm77.jpg


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