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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.86 〈落花生が選んだ生き方〉(2020.08.04)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO86

〈落花生が選んだ生き方〉

もうだいぶ前になるが落花生が花を咲かせていた。マメ科の植物なので蝶形の花がかわいい。
以前から気になっていたのだが、"落花生"と言う名前の由来。"落"ちた"花"に実が"生"るので落花生ということだが、あの黄色くてやわらかい花がどうやって地中に潜るのか不思議でならなかった。
黄色い花が咲いている状態→〇〇→地中に落花生ができている状態。
この〇〇の部分が今までブラックボックスになっていた。
落花生の実は地中にできることは子どもの頃から知っていたが、あの花がどうやって地面に潜って実になっていくか謎だった。
今日、ようやくその謎が解けた!
花が咲いた後花の付け根にある"脂肪柄"というところが伸びてきて地中に潜り、その先に実が生るのだった。
この脂肪柄は硬いので、土に潜ることは容易だ。
潜った先で実を太らせあの、落花生の形になっていく。
花そのものが潜るのではなかった。ではなぜ、枝豆やインゲン豆のように地上に実を生らせず、地中に生らせる道を選んだのか?
落花生は脂肪分が多く高カロリーなので動物たちの格好のエサとなる。
毎年カラスやネズミ、ハクビシンの被害を受けているが、少なくとも地中にあれば被害は小さい。
落花生なりの生きる道を探った結果の"地中"なのであろう。
よもや人間が最大の敵になろうとは!

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№86.pdf

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