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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.103〈オヒシバとメヒシバ〉(2020.09.01 )

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO103

〈オヒシバとメヒシバ〉

今、畑ではオヒシバとメヒシバが天下を取っている。

畑の主が暑さでばてている間にここぞとばかりにグングン伸びている。

1~2週間も放置していたらとんでもないことになってしまう。

特にオヒシバは根がビッシリ生えているので、簡単には抜けない。

全体重をかけ歯を食いしばってウーンウーンと4~5回繰り返してやっとこ抜ける。

しかしこんなことを繰り返していたら腰を痛めるのは目に見えているので、草刈り機に任せる。

その点、メヒシバの方はラク~に抜ける。伸ばした茎の節々から根は出ているが、浅い根なのでボリュームがある割には力はいらない。

太くしっかりした根を張って抜かれまいとするオヒシバ、伸びた先々に根を出してどこからでも生長できるメヒシバ、どちらもそれぞれの生き方で逞しく生き伸びている。

子どもの頃、このオヒシバやチカラシバで罠を作って遊んだ記憶がある。

茎同士を結んで輪っかを作る、知らずにそこを通ると輪っかに足が引っかかり転んでしまうという罠だ。

子どもの頃はそんな自然遊びの中からそれぞれの草の特徴を学んでいたのだと思う。

そんな草が生えてる原っぱがあちこちにあり、思いっきり駆けずり回ったものだ。

そんな遊び仲間だった草は畑の厄介者だがなぜか憎めないのだ。

▶PDF版をダウンロードする iイノッチファームでシェアリングネイチャー103.pdf

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