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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.116〈カタツムリ〉(2020.09.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO116

〈カタツムリ〉

暑さが和らいできたせいか、カタツムリが目に付くようになった。

たまたま歩道を歩いているカタツムリを見たら、足跡?が点々になっていた。

止まっては歩き止まっては歩きを繰り返しながら進んでいったのだろうか?俄然足?の裏が気になり始めた。

葉っぱの裏に隠れていた 1 匹を透明なプラ容器に乗せ裏から観察してみた。

歩き始めたので腹足をじっくり見ていると、腹の中の黒い線のようなものが後ろから前に向かって波のように動いているのが見えた。

調べてみると"進行波"というものでこの仕組みで移動しているとのこと。哺乳類や昆虫のように独立した足がなくてもちゃんと移動できる。

しかも逆さになっても、つるっつるのガラスの上でも、さらにはカッターのような鋭利な刃物の上でも歩けてしまうのだからすごい"足"だ。

殻を背負って重そうに見えても、柔らかい体を自由自在に操って、どんな所へもアクロバティックな動きで移動してしまう優れた能力。

動きは確かにユックリだが10分目を離したらもうどこにいるか分からないくらい動いている。

暑い時は夏眠、寒ければ冬眠、子どもに突かれれば頭を引っ込めてしまう無抵抗主義。

無理しない、争わない、急がない・・・・。意地も欲も名誉さえも背中の殻に閉じ込めて、ひたすら愚直に生きるカタツムリ。

一方、忙しい忙しいと落ち着きのない毎日を送っている当方、たまにはカタツムリのペースに合わせて自分自身を見つめ直すのも必要かもしれない。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№115.pdf

inocchifarm115.jpg


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