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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.133〈あ~ぁ、ゴメンゴメン!〉(2020.10.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO133

〈あ~ぁ、ゴメンゴメン!〉

長い間畑に置きっぱなしにしていた合板を片付けようと持ち上げたら、たくさんのアリと蛹が出てきた。
暗い合板の下、安全と思われる場所で生活していたアリさんたちは突然天井が引きはがされ閃光が飛び込んできたものだから、大パニック!
「ごめんごめん」と合板を元の場所に戻そうと思ったが、この後どうなるか見たかったのでしばらく様子を見た。
右往左往状態だったアリは、すぐに大事な蛹を安全な巣穴に運び始めた。
口にく わえた蛹を次々に穴に運び込み、見る見る数 が減っていく。
中には1度に2匹の蛹をくわえている強者もいて、その働きぶりには感心してしまう。
「働きアリの2割はさぼっている」と本で読んだことがあるが、こんな非常時には一致団結してさぼるものはなし。
あれほどたくさんあった蛹はものの2~3分でほとんど巣穴に運び込まれてしまった。
5分後には合板があった跡が黒く残っているだけで、アリも蛹もきれいさっぱり穴の中へ。
その間、外敵に襲われることもなく無事に安全な場所へと移動できたのは階層によってきっちりと役割が決められているアリの社会ならではものだろう。
集団の力で「誰一人取り残さない」、まさにアリ社会のSDGsそのものだ。

▶PDF版をダウンロードする 2020.10.21 NO133 あ~ぁ、ゴメンゴメン.pdf

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