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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.146〈ぬけがら〉(2020.11.14)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO146
〈ぬけがら〉
畑の小屋を片付けていたら、蛇の抜け殻が出てきた。目測で約 70 ㎝、多分アオダイショウの抜け殻だろう。桟の隙間に隠れるようにしてあったので、今までは気づかなかった。
たまたま覗いた桟の上にヒモのようにひょろりと伸びていた。
ヘビは苦手なので生身の体には近づきたくないのだが、抜け殻となれば話は別、グッと近寄って近距離でのアップ写真を撮った。
抜け殻は小屋の中にあったせいか、頭からしっぽまできれいに残っていて、観察するにはもってこい。頭の方のアップを見ると、魚のようにも見える。腹の鱗がなければ煮干しのようだ。
背中側はきれいな市松模様のようにも見える。白黒規則正しく並んでいてなかなか芸術的な模様だ。
子どもの頃この抜け殻を財布に入れておくとお金がたまると言われ大事に折り畳んで財布に入れておいた覚えがある。迷信だった。
蛇の他にも小屋の中には正体の知れない抜け殻があった。
かなり朽ちかけていたがかろうじて片側の足は何本か残っている。この足の数やその長さからすると、、、、、ゲジゲジ?
この長い足を何本も抜くのはさぞかしアクロバティックな動きになるのだろう。
一度見てみたいもの だ。
ブルーベリーの枝先にはサナギからチョウ へと華麗なる変身をとげた抜け殻が遺ってい た。そこに命はないが生きていた証としての抜 け殻は恐竜の化石にも匹敵する価値がある。
▶PDF版をダウンロードする 2020.11.14 NO146 ぬけがら.pdf
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