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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.149〈サツマイモ堀り〉(2020.11.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO149

〈サツマイモ堀り

サツマイモを掘り上げた。今年植えた苗は"ベニアズマ""ベニマサリ""ベニハルカ""ベニユウカ""ベニオトメ""シルクスィート"の 6 種類。

ベニアズマとベニオトメはよくできていたが、あとは小さいイモばかり。

この畑はベニアズマに適しているようで、毎年よくできる。

亡くなった父が、「サツマイモが良くできる年は里芋ができず、里芋ができる年はサツマイモの出来が悪い」とよく言っていた。雨が好きな里芋と晴天が好きなサツマイモ、好対照だ。

かつては主食に近い存在の両者、どちらかができればとりあえずひと冬は越せて安心だったのだろう。

飢饉の時には多くの人を救ったサツマイモ、昔と違って種類も増え各段に旨くなった。

イモを掘っていると時々指先の抵抗がなくなり空をつかむことがある。

ネズミの穴だ。地下迷路を縦横無尽に駆け回り、所々でイモをかじる。小さい体なので被害は少ない。

どこまでも続く穴を指先で辿っていくのは楽しい。

サツマイモのイモの部分は根が太くなったものだが、太くならずに長く伸びる道を選んだイモもいる。

どこの世界にもへそ曲がりはいるものだ。

でもこんなへそ曲がりがいざという時の救世主になる。大事な存在だ。

▶PDF版をダウンロードする 2020.11.20 NO149 サツマイモ掘り.pdf

スクリーンショット 2020-11-24 153555.png


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