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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152〈ふたご座流星群〉(2020.12.14)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152
〈ふたご座流星群〉
昨夜はふたご座流星群のピークということで23時過ぎ外に出てみた。21時頃は雲が出ていたがすっかり取れて絶好の観測チャンス。月明かりもほとんどなく、良く見えるはず。できれば暗い場所での観測をしたかったのだが寒いこの時期、風邪をひきたくないので家の庭で観測することにした。
軽トラの荷台にマットを敷きその上に寝て布団をかける。もちろんフリースにダウンを着こんで寒さ対策はバッチリ!風もなく思ったより寒くない。
オリオン座からふたご座辺りを中心に首を固定し、じっと見つめる。
10分、20分・・・、右目の端っこにスーッと1本のすじが流れた。その後も10分おきくらいに流れた。だが、だんだん薄い雲が出てきて、少しずつ曇りガラスをかぶせたようにぼんやりとなってしまった。首の位置を北の方にずらしさらに観測を続ける。雲が邪魔するせいか、流れ星もくっきりとは見えない。風も出てきて寒くなってきた。
「もう一つ見たらやめよう」と決めてその時を待つ。左目の隅にか弱い光がスーッ!これでは止められない、もっとハッキリした"これぞ流れ星!"と言うものでないと。
さらに目を凝らして見続ける。
0:45、すーーーーーーっ
ついに来た!ほぼ頭上に明るい閃光が走る。カメラを向けたが安物のデジカメでは光跡は撮れない。しっかり瞼に焼き付けた。
砂粒ほどの小さな星くずがまばたきほどの一瞬に燃え尽きる宇宙のドラマ。その潔さは放つ光よりも美しい。子どもの頃は毎夜こんな光景が見られた。見えたものが見られなくなるのは寂しいものだ。
〈今日はのどが痛い、風邪ひいたかな?〉
▶PDF版をダウンロードする 2020.12.14 NO152-9 ふたご座流星群 .pdf
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