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イノッチファームでシェアリングネイチャー 〈おっ!こんなところに〉(2020.12.19)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO150

〈おっ!こんなところに

夏に積んでおいた草をすぐ横に移動することにした。青々としていた草はほとんど堆肥化して土に還ろうとしていた。その草を農業用フォークで突き刺して横に移動しようとしたら、何やら白い物体がヒョッコリ出てきた。突き刺すたびに顔を出す。単4電池くらいのサイズで恐らくカブトムシの幼虫のようだ。

2 畳分くらいの場所に積んでおいた草にはブルーシートをかけておいたのだが、いつの間にか産卵していたらしい。暖かい土の中から急に寒空に放り出されたものだから、みんな丸まっている。いや、そもそもこんな状態で眠っていたものなのか?

黒土に白だからよく目立つ。フォークで刺さないように気を付けていたが、そんな面倒なことをしていたら、片付かない。"刺さったらごめんよ"、情はかけずに黙々と作業を続ける。数えてはみなかったが、おそらく30~40匹くらいはいたのではないだろうか?

幸いにも、くし刺しになったものも踏んづけられたものもなく、無事移動作業は終わった。

前々日、近くのふれあい動物園から動物小屋を掃除して出た糞やら枯れ草やら残飯やらをいただき積んでおいた。糞が混じっているのでかなりの発酵熱を出す。

その山に一緒に積んだので果たして、生きていけるのか???

来春、堆肥として畑に漉き込むときに丸々太った幼虫が出てくるのか、はたまた土と化してしまうのか?

農作業はいつも命と向き合わされている。

▶PDF版をダウンロードする 2020.12.19 NO152-13  おっ!こんなところに.pdf

スクリーンショット 2020-12-22 153918.png


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