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イノッチファームでシェアリングネイチャー 〈黒いあいつのいたずら〉(2020.12.17)
イノッチファームでシェアリングネイチャー
〈黒いあいつのいたずら〉
黒いあいつがミカンを食べ始めた。まだ甘みが薄いのでもう少し待とうかなと思っていた矢先の出来事。メジロなら食べ方も可愛くて、一つ食べ終わるのに何日もかかる。ヒヨドリだってとりあえずその場で食べる。
しかし、黒いあいつは体が大きいから丸ごと一個取っていき、電線などの上でゆうゆうと食べる。だから、道路に食べかすが散乱し、非常に汚い。去年、枝を剪定したので数は少ないがそれでも 30 個くらいは実をつけた。年明けまで待てば甘くなるので、それまで我慢するつもりでいた。だがこのままでは被害が広がってしまうし、何より近所の道路にばらまかれては大迷惑!
寒くなってエサがなくなる野鳥たちにミカンの 1 個や 2 個、いや、10個あげても"まっ、いいか"で済むのだが、生ゴミを散らかされるのはごめんだ。
メジロやヒヨドリだけひいきにするわけにもいかないので、仕方なくネットをかけることにする。同じ柑橘系なのに、ユズには見向きもしない。ちゃんと甘いことを知っているのだ。
庭に植えた15年ほど前には酸っぱいだけのミカンだったが、温暖化のせいだろうか、それともここの土に慣れたのだろうか、最近は甘くなってきて食べるのが楽しみだ。この楽しみは黒いあいつには譲れない。
▶PDF版をダウンロードする 2020.12.17 NO152-11 黒いあいつのいたずら.pdf
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