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イノッチファームでシェアリングネイチャー〈3歳児と山遊び〉(2020.12.21)
イノッチファームでシェアリングネイチャー
〈3歳児と山遊び〉
保育園の年少さん(3~4歳児)と山遊びをした。大人にとっては何でもない坂道も、幼児にとっては大冒険!木の根や土のくぼみに指をかけて、必死になって登る。怖くて震える子もいたが、"大丈夫大丈夫、ガンバレ~"と励ます。決して手は出さない。
先に登った子は"〇〇ちゃん、ガンバレ~"と大声出して応援する。この光景がたまらなくいい。そうやって、一人で登り切った子の何とも言えない笑顔は見ている者も幸せにする。
登った山は今度は下りなければならない。山は登るよりも下りる方が怖い。立ったままで下りるか、お尻をついて下りるか、しばし逡巡、葛藤。幼い心に究極の判断が突きつけられる。立ったまま下りられた子は自分の勇気と達成感に満足するだろうし、お尻で下りた子は無事に下りられたことに安堵し、"よし次は立ったままで下りてみよう"と新たな目標を目指すだろう。
そして、そんなたかだか3,4歳の子ども達の頑張りに、70年近くも生きた爺さんは、"あんたも頑張れよ"と勇気づけられるのだ。
今度は落ち葉で遊ぶ。
ハリギリや朴の木の大きな葉は格好のお面になる。
穴から覗く子どもの目はキラキラ輝きお山の天狗になりきっている。葉っぱを放り上げ、踏んづけ、かき混ぜ、寝っ転がる。そんな他愛のない遊びに夢中だ。
大地と共に生きてきた遠い昔の記憶がこんな幼い子ども達の体にも染み込んでいるのかもしれない。人も自然の一部なのだと。
まだ人間になり切れてない幼い子達だけがそのことをよく知っているのかもしれない。
▶PDF版をダウンロードする 2020.12.21 NO152-14 3歳児と山遊び.pdf
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