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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-19〈手当たり次第のヒヨドリ〉(2020.12.31)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-19
〈手当たり次第のヒヨドリ〉
ヒヨドリが畑のプルーンの木に止まっていた。"夕日を浴びながら一休み"、のように見えたが、あろうことか、プルーンの葉を食べ始めた。すでに黄色く枯れ始めた葉っぱであるにもかかわらずだ。よっぽど食べるものに困っていたのか、単なるいたずらなのか分からないが、食べていることは確かだ。つい先だっては庭の柿やミカンを食い荒らしたばかりで、それがなくなり、ついに口に入るものならなんでもと追い詰められた結果の悪行か?
厳寒期に入るといよいよ食べものがなくなり、ついにはハクサイにまで手を出すようになる。トウが立ち始める柔らかい芯の部分をつつき始める。食い散らかした後は、必ずといっていいほど"お土産"を置いていく。
ホントに始末に負えない奴だ。"ピーヨピーヨ"とうるさく鳴くぐらいは愛嬌だが、ここまで悪さをすると、つい追い払いたくなってしまう。今年は8月の猛暑でハクサイの出来は良くない。食い荒らされる前にネットを張っておこうと思う。
それに比べて、"ツグミ"の健気なこと。地面をちょこちょこ歩きながら落ちている実や虫をせっせと探してはひっそりと食べている。遠くシベリヤから渡ってきた強者なのに気は優しくヒヨドリに追い払われてしまう。
カラスもヒヨドリも人間には嫌われ者だが、そうやってしたたかに生きていく能力を身に着けることは"種の保存"にとって必要不可欠なことなのだろう。"にっくきヒヨドリ!"と目くじらを立てるだけでなく彼らの"生きざま"を見習うべきかもしれない。今日は大晦日、心穏やかに・・・。
▶PDF版をダウンロードする 2020.12.31 NO152-19 手あたり次第のヒヨドリ.pdf
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