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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.152-21〈シモバシラのはずが〉(2021.1.2)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-21
〈シモバシラのはずが〉
シモバシラを見に高尾山に行く。霜柱ではなく植物のシモバシラにできる氷の花だ。日影沢に駐車しイロハの森ルートを上る。歩き始めてすぐに"霜柱"があった。子どもの頃は登校途中よく踏んでザクザクという音を楽しんだものだ。
ルート途中に巻き道のような踏み跡があり、行ってみることにした。どうやら、バリエーションルートのようでワクワクする。
しかし、わずかな踏み跡はあるものの急斜面沿いの杣道のような山道、それこそ"全集中"で歩く。手に持っていたカメラはザックに入れ、両手が使えるようにする。
落ち葉が積もっている場所は特に気を付けないと斜面から転げ落ちることになる。倒木が道をふさぎ踏み跡が見えなくなる。沢を超えるたびルートが判然とせず、方向を確かめながら慎重に歩を進める。
キジョランやテイカカズラの綿毛でホッとするが、何かに襲われた鳥の羽が散乱していたり、鹿の足跡らしきものがあったりするとゾクッとする。
こんな誰も通らない杣道で遭難したら誰にも気づかれない。シモバシラどころではなくなった。歩くこと 1 時間、ようやく本来の登山道に出た。
たかが高尾山と高をくくっていたが一歩間違えれば命とり。登山道に出てからも慎重に歩くことにした。自然を侮ってはいけない。自然は常に危険と背中合わせ、肝に銘じなければ。シモバシラ情報は次回にまわす。
▶PDF版をダウンロードする 2021.1.2 NO152-21 シモバシラのはずが.pdf
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