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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-58〈マンサク〉(2021.2.17)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-58

〈マンサク

いつも散歩コースになっている相模原公 園、澄んだ青空にマンサクの花がひときわ 目立って咲いていた。細ヒモのような花弁が何本も垂れ下がって咲く不思議な花だ。 少し前までは気にも留めなかったし、モシ ャモシャの花は何やら得体のしれない生き 物のようで好きではなかった。

それがどういうわけか「おもしろい」となり、「不思 議な花」となり、やがて「好きかも」と変わっていった。ま、食べものの嗜好も歳と 共に変わっていくので、花に対する思いも 変わっていってもなんら不思議はない。

今まで気づかなかったその花の"良さ"がよ うやく分かる歳に近づいたということだ。

マンサクは春一番に"まず咲く"から転 じてマンサクになったという説が有力だ。 満作とも言い、縁起のいい花として"豊年 満作"などと昔からもてはやされている。

梅や早咲きの桜と同じような時期に咲き出すが、楚々とした花らしい花の彼女らとは違って、ザンバラ髪を振り乱して好き勝手に花弁を伸ばしているマンサクのなんと自由気ままなことか。"は~るだはるだ、はるがきた ~♪"なんて浮かれて踊り出しているようでとても愛らしい。

この花が咲き出すと、木 々の新芽もどんどん膨らみ 若葉が萌え始める。

冬枯れの野山にもまた春が巡ってきてたくさんの命で溢れか える。コロナで日常がガラっと変わっても季節は確実に動いているのだ。

先が見えないトンネルの中で、ふと傍らに目をやると春がそこに来ている、そんな変化に気づける今ここへの関心を日常的に持っていたい。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.17 NO152-58 まんさく.pdf

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