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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-60〈孤高のハンター〉(2021.2.19)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-60

〈孤高のハンター

モズという鳥が好きだ。スズメより少し大きい鳥だが、ワシやタカなどと同じく肉食なので小さな猛禽類 などとも呼ばれている。バッタやトカゲ、時にはカエルまで捕まえてしまうハンターだ。

嘴は肉食にふさわしく、タカのようにカギ状になっていて見るからに痛そうだ。この嘴で捕まれたらバッタもトカゲも万事休すだろう。愛らしい目をした小鳥だが小動物にとっては恐ろしい天敵に違いない。

モズの"はやにえ"は有名で、木の枝や有刺鉄線などに獲物を突き刺す行動は良く知られている。畑にある木にもバッタが3匹ほど突き刺さっていたことがあった。狩りの瞬間はまだ目撃したことがないが、いつも1 匹で木の上から獲物を探す様子は"孤高のハンター"のようでかっこいい!。

大昔、狩り"をしていた頃の先祖の血が突然フッと騒ぎ出し、モズと一緒に獲物を狙うハンター気分になっていたのかもしれない。モズは"百舌"と書いて、いろんな鳥の鳴き方をするそうだが、未だ聞いたことが ない。どうも、あまりにうますぎてモズが鳴いているとは気づかないのかもしれない。

秋口、尾を振りながら"キチキチキチ キチキチキチキチキチキチー"と鳴く高鳴きは有名だが、先日小金井公園で、かなり長い時間けたたましく鳴いている場面に出会った。姿は見えなかったが、何十秒もの間ずっと泣き続けていた。「おいおい、息継ぎなしで大丈夫か?」と思わず突っ込みを入れたくなるほどだった。あの様子だと単なる縄張り宣言ではなく、何か外敵に対する威嚇行為だったのかもしれない。

小さいけれども、かわいいけれども、生きるためには手段を選ばないとばかりの孤高のハンター、なんかかっこいいんだよな~。次は是非ともハンティング場面を撮ってみたい。

▶PDF版をダウンロードする 2021.2.19 NO152-60 孤高のハンター.pdf


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