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3.11に寄りそい、未来につなぐ

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東日本大震災の日から、10年が経ちました。

震災の日の後、援助物資の配達の手伝いに行きました。
その後、日本シェアリングネイチャー協会の3役の方と現地の県シェアリングネイチャー協会の方の案内で、各地を回ったことを思い出しました。

その中で、我々のできる支援を相談し、すぐに立ち上げた「お茶っこ広場」には、全国各地の会員の方から、多くの名物のお菓子が集まり岩手、宮城両県シェアリングネイチャー協会の力で何年も続きました。
その後は、熊本地震や、広島の災害でこの経験が生かされています。多くの全国の会員の仲間が、お菓子や、飲み物、寄付を送り、今も支えてくれているのです。

20210311Pnishizawa.jpg先日も、東北の被災地を回りました、津波で見るも無残な状態だった集落は、きれいに片づけられ、高台には住宅も少しありました。新しい立派な道路ができ、堤防、港湾施設、復興住宅、鉄道や、駅の周りには、新しい活気が感じられました。


震災メモリアルの伝承館は、いくつか作られ、陸前高田伝承館の奇跡の一本松は、ポツンと立っていました。周りの植林が進むと、また松林になる日が来るのでしよう。

しかし、福島の原発近く国道には、相変わらず「帰還困難区域」の看板が、道路や、建物は柵で囲まれていました。近くにある、「原子力災害伝承館」で、語り部のお話を聞きました。

まだ家には帰れない、早く帰りたいというそのお話は、心を打つものでした。

最後に何を質問してもいいというので、一人の方が、「原発は賛成ですか、反対ですか」と聞きました。
この方は、躊躇しておられましたが、「やはり反対だな」と言いました。


私たちは、どこに住んでいようと、いつまでも、3.11を忘れることなく、この先の未来を考えていきたいものです。

2021.3.11
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会
代表理事 西澤信雄


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