BLOG

スタッフブログ

イノッチのシェアリングネイチャー No.152-82〈子どもが変わる時〉(2021.3.18)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-82

〈子どもが変わる時

今日は年少さんと山遊びの日。初めは"ジャングル探検"と称して、笹やぶの中を歩く。園児の背丈をはるかに凌ぐ笹の中は彼らにとってはまさにジャングル!半目を開けながら未知の世界に踏み込んでいく。その後は、恒例の崖下り。かなりの斜面をお尻をついて滑り下りていく。恐怖心と闘いながら一方で冒険心もくすぐられて何度も挑戦する。

「こわいこわい!」とビビっていた子も、一度自力で下りられると次からは楽しさの方が勝って上手に下りられるようになる。お尻のつき方、足の運び、手の動き、適度な斜面の選択、遊びながら身のこなしを獲得していく。あっと言う間の成長だ。木の股を踏み越える遊びも、一人でできるようになると、「どうだ!」と言わんばかりの自信たっぷりの顔になる。何とも言えないいい顔だ。

木の枝に落ち葉を挟んだ"焼き鳥"ごっこも大人気。大人には何でもない"枝に葉っぱを刺す"行為も園児には難しい。どんな葉が適しているか、どこをどの程度の力で刺せばいいか全て体験の中でしか学べない。斜面、切り株、木の根っこ、枯れ枝、石ころ、穴ぼこ、、、。山遊びにはいろんな障害があるからこそ、それを乗り越えた子ども達はどんどん逞しく、しなやかになっていく。

死んでいた小さな虫を見つけた子が、「かわいそうだからお布団かけてあげよう」と落ち葉をかけていた。そんな優しさが生まれるのも山遊びの効果かもしれない。

▶PDF版をダウンロードする 2021.3.18 NO152-82 子どもが変わる時.pdf


コメント投稿

月別アーカイブ