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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-113〈自然の中で子どもは育つ〉(2021.4.26)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-113
〈自然の中で子どもは育つ〉
今日は園児たちと山遊びの日。
保育園の年長さん11人と遊んだ。山に着くなり、子ども達は次々に落ちているものを拾って見せに来る。"見てみて大き な葉っぱが落ちていた"と朴の葉っぱを、"こんなのが落ちていた"と紫のフジの花びら、"ネエネエ、ボクのも見てよ"と杉の球果を目の前にかざす。子ども達は順番などお構いなしにいろんな落とし物を持ってきた。森にあった小さな落とし物を目ざとく見つけ、興味を持ってすぐに拾うという行動はそこにちゃんとフォーカスが当たっているということに他ならない。
何度かこの森に来て落ち葉や木の実と遊ぶうちに周りの小さな自然にも目が向くようになったのだと思う。"おもしろいな"、"ふしぎだな"、"なんだろう"と目を輝かせる子ども達のセンス・オブ・ワンダーは森遊びの成果だろう。
今日は"虫"と遊ぶ予定だったが、落とし物で遊べそうなので木の枝を拾って何か作ろうと呼び掛けてみた。曲がった枝を上手に組み合わせて"顔"を作っている子、焚き火と称して枝を組み、枯葉やコナラのおしべをを火に見立てている子、その傍らでは一生懸命枝をこすって"火おこし"をしている 子。遊びはどんどん変化していき、枯れ枝だけにとどまらず、いろんな素材で遊び始めた。木の実、木の皮、石ころ、落ち葉、オシベのかたまり、土、アリ、ケムシ・・・・。子どもの発想は無限で、場所と時間さえあればいくらでも遊べる。根気よく遊びを見守る大人が傍にいれば、後はなにもいらない。
▶PDF版をダウンロードする 2021.4.26 NO152-113 自然の中で子どもは育つ.pdf
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