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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-124〈クマバチ〉(2021.5.9)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-124
〈クマバチ〉
タニウツギの花にクマバチがきて盛んに蜜を吸っていた。図体が大きくずんぐりむっくりなのですぐに見つかってしまう。子どもの頃はなぜか"クマンバチ"と呼んでいた。大きいハチだがおとなしいので刺される心配はない。アップで撮ると、もしゃもしゃの毛がビッシリ生えていて、いかにも"熊"らしい。蜜をすった後は、葉に移動し足をこすり合わせていた。どうやら花粉を落としている風だった。
このクマバチ、長い間"飛べるはずがない"虫として謎だったようだ。体の割に羽が小さいのでこんな羽で飛べるはずがないと不思議がられていた。だが現実に目の前で飛んでいると"なぜ飛べるんだ!"と頭を抱えてしまう。現在では飛べる理由が解明できているようだが(レイノルズ数で証明とのこと)、人間中心の感じ方だけでは解決できないことがあって、小さな生き物は人とは違った空気の感じ方をしているらしい。人間にはほとんど感じない空気抵抗、わずかな風も小さな虫には暴風に感じるのかもしれない。
▶PDF版をダウンロードする 2021.5.9 NO152-124 クマバチ.pdf
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