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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-135〈白い妖精〉(2021.5.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-135

〈白い妖精〉

ヤマボウシが咲き出した。勝手に"白い妖精"と名付けている。例年より少し早い気がする。まだ咲き始めたばかりなので汚れのない白はとてもきれいだ。遠くから見ると淡雪をかぶったようで、公園にある数十本のヤマボウシの木は季節外れの雪に覆われたよう。花のように見える白い部分は総苞で葉っぱが変化したもの。ハナミズキなどと同じだ。

ヤマボウシは花もいいが、秋に熟する実も美味しい。薄くピンク色に染まった実はマンゴーのような食感でとても甘い。熟して落ちたものは食べ頃で拾って食べる。少しじゃりじゃり感が残るが、甘さが勝ってもう一つ食べたくなる。山ではサルやクマのごちそうになるらしい。山帽子かと思ったら山法師だった。まん中の丸いのが僧侶の頭で、周りの白い総苞が頭巾、延暦寺の「山法師」が名前の由来ということだ。坊さんがたくさん集まった姿より、帽子を被った貴婦人の方がイメージとしてはいいのだが・・・・。

▶PDF版をダウンロードする 2021.5.20 NO152-135 白い妖精.pdf

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