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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-161〈ガンピ〉(2021.6.22)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-161
〈ガンピ〉
ガンピが初めて咲いた。去年姉からもらった苗をハナミズキの根元に植えておいたら、順調に育ってこんな花を咲かせた。ガンピと言うから、"雁皮"かと思ったら、同音異語、"岩菲"だった。雁皮は和紙の原料にする落葉低木、名前と用途だけは知っていた。岩菲の方は草本で雁皮とは全く異なるナデシコの仲間。山野に生える"フシグロセンノウ"によく似ている。調べると江戸時代に中国から渡って来たらしい。薄暗い日陰に咲く鮮やかな緋色の花は、そこだけ異質な空間が広がり、なんだか燃えるようなエネルギーを感じる。この真っ赤なエネルギーを内に蓄え、ガンピは来るべき真夏の猛暑と闘うのかもしれない。そのエネルギー、是非分けてもらいましょう。
〈ガンピの花〉 フシグロセンノウには花弁の先のギザギザがほとんどない
近縁種で山野に自生する"フシグロセンノウ"も、まるで園芸種であるかのような鮮やかなオレンジで、遠目にもすぐに分かるほどだ。最近は山歩きしていてもなかなか見られなくなってしまったが、あの鮮やかさはボーッと歩いていても目に飛び込むほどだ。ずーっと昔、山歩きをしていた際、この花が目に入った。「なんでこんなところに園芸種が?」と不思議に思ったが、実は自生種と分かり驚いた記憶がある。林縁の草の中にパッと灯る緋色の花、今年の夏は会えるだろうか???
〈ガンピの花〉 フシグロセンノウには花弁の先のギザギザがほとんどない
近縁種で山野に自生する"フシグロセンノウ"も、まるで園芸種であるかのような鮮やかなオレンジで、遠目にもすぐに分かるほどだ。最近は山歩きしていてもなかなか見られなくなってしまったが、あの鮮やかさはボーッと歩いていても目に飛び込むほどだ。ずーっと昔、山歩きをしていた際、この花が目に入った。「なんでこんなところに園芸種が?」と不思議に思ったが、実は自生種と分かり驚いた記憶がある。林縁の草の中にパッと灯る緋色の花、今年の夏は会えるだろうか???
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.22 NO152-161 ガンピ.pdf
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