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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-170〈異常な光景〉(2021.7.1)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-170
〈異常な光景〉
雨で畑に行けなかったので「13歳からのレイチェルカーソン」を読んだ。尊敬するT先生から紹介された本だ。雨の合間に散歩していたら本を読んだせいか、茶色く枯れた草があちこちで目に付いた。除草剤がまかれた駐車場、空き地、線路・・・、至る所で異常な光景が見られた。冬に撮った写真ではない。今日撮ったものだ。梅雨時、草木が一番伸びる時期にこんな光景は異常だ。目の前の草を枯らすだけなら許せる。だが、まかれた農薬はそこに住む生き物にも影響を与え、その後地中にも染み込む。土壌や地下水が汚染されやがて川から海へと流れ込む。「沈黙の春」が発表されて約60年、DDTの使用は禁止となったが、依然として大量の農薬が散布され続けている。この本のなかには「私たちの住んでいる地球は自分たち人間だけのものではない」という一文が何度も出てくる。地球上には人間よりはるかにたくさんの命が息づいていることを決して忘れてはいけない。
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.1 NO152-170 異常な光景.pdf
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