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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-172〈こんな名前に誰がした!〉(2021.7.3)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-172
〈こんな名前に誰がした!〉
ワルナスビ"、誰がつけたこんな名前!。茎にも葉の裏にも鋭いトゲを持ったのは、敵から防御するためだ。自分の身を守るため長い時間をかけて進化してきたのに、悪者呼ばわれする筋合いはない。トゲがあるのが悪いなら、ほかのものもワルをつければいい。"ワルキューリ"、"ワルミカン"、"ワルキンカン"、"ワルバラ"、"ワルタラ"。みんなトゲがあるのにワルがつかないのは、人の役に立っているからだ。食用として、観賞用として。俺たちは人の役に立たないから"ワルナスビ"だ。人の役に立たないものや人に害を与えるものには、酷い名前がつけられてしまう。"ヘクソカズラ"、"ママコノシリヌグイ"、"クサギ"、"ヌスビトハギ"、"ボロギク"、、、。なんてひどい名前をつけたものだ。ならば見方を変えて、この世で一番恐ろしく、俺たち植物にも動物にもなんの役にも立っていないニンゲンはなんと呼ばれているか、教えてあげよう。
・ミミズからは、"ビッグフットキラー"(でかい足でいつも踏みつぶされる恐ろしい存在) ・ゴキブリからは、"殺虫鬼"(見つけられたら毒薬スプレーで瞬殺されてしまう)
・イモムシからは、"偏見野郎"(人に害を与えない仲間でも怖がられる)
・ドクダミからは、"ヒキヌキオニ"(手当たり次第引っこ抜かれてしまう)
・そして俺たちワルナスビは、"ワルデカヤクタタズ"と呼んでいる。
ニンゲンだけがこの地球上に住んでいると思ったら大間違いだぞ!!
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.3 NO152-172 こんな名前に誰がした!.pdf
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