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イノッチのシェアリングネイチャー No.152-174〈年少さんと葉っぱで遊ぶ〉(2021.7.8)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-174
〈年少さんと葉っぱで遊ぶ〉
N幼稚園の年少さんと遊ぶ。今日は葉っぱを使ったアクティビティ、〈木の葉のカルタとり〉をした。年少さんなので、本来のマニュアルをアレンジし全員が葉っぱを取れるようにした。用意した葉っぱは、カクレミノ、カキ、ササ、マテバシイ、モミジ、ツバキ、クローバー、それにエゴの実。初めにみんなで葉っぱの周りに集まり、触り心地や形、大きさ、色などを確認する。その後6人ずつ3グループになり、順にリーダーが見せた葉っぱと同じ葉っぱを持ってくる。3,4歳の年少さん、どの程度葉っぱの違いが分かるかとても興味がある。初めのグループには柿の葉を見せ、「ほら、大きい葉っぱだね、マスクみたいだよ」と口に当てて大きさや形を確認し取ってきてもらう。少し迷っている子もいたが6人全員が柿の葉を持ってくる。次のグループにはカクレミノ。「お山が3つあるね、ツルツルしてて持つところもこんなに長いね」と見せ、取ってきてもらう。どっちか分からず2つ持ってくる子もいたが、それでいい。大体の傾向が分かったので3つ目のグループにはエゴの実を見せた。これはヒントなし。葉っぱと違うので、全員分かった。
大人にはすぐに分かる"違い"も3,4歳の園児にはかなりの難問。そもそも、"分かる"とは"分ける"からきていて、AとBとCの"違い"が分からないと分けられない。違う種類の葉っぱがいくつも並ぶ場から、お題と同じ葉っぱを持ってくるにはお題の葉っぱの特徴(大きさ、色、形)が分かってないと持ってこれない。これはすごいことだ。ちなみに、2歳になったばかりの孫にやってみたら全く違う葉っぱを持ってきた。良くしゃべる孫だが、"違い"が分かるにはまだまだ時間がかかりそうだ。図鑑や映像ではなく、こうして本物の葉っぱに触れ、視覚だけではなく触覚や嗅覚でも葉っぱの特徴を捉えることはとても大事なことと思う。間違えずに葉っぱを持ってくることではなく、色んな葉っぱを触って、匂いを嗅いで、感触を確かめる、いっぱい葉っぱを触ることが大事なのだ。 最後に好きな葉っぱを持った園児、「ママにプレゼントするんだ」と。1枚の葉に愛着を持ち、さらには園庭や公園にある葉っぱに関心を持ってくれたらなお嬉しい。
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.8 NO152-174 年少さんと葉っぱで遊ぶ.pdf
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