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「つまらない」「暇だ」・・そんな時は、自分で自分を楽しませる
「娯楽」というものは、元々は自分達で生み出すものではなかったのではないでしょうか?なんてことを考えてみました。「娯楽」というと、映画とかゲームとかレジャーとか、そんなものをイメージして、「お金を払ったり、どこかに出かけたり、人に楽しませてもらったりするもの」という気がしてしまいます。だから「この地域には娯楽が少ない」なんていう言われ方もするのではないでしょうか?
先日、北欧の藁細工「ヒンメリ」作りのワークショップに参加してきました。収穫した後の麦わらを使って、いろんな幾何学模様を作ってお部屋に飾ったりするものです。日本の、しめ縄などの藁細工と通じるものがありますね、しめ縄以外にも亀を作ったり鶴を作ったり・・。その時に先生が言った言葉が「昔の人は、藁だけでここまで楽しんでいたんですね〜」というものでした。
↑完成したヒンメリ
ものが少なかった昔、収穫した後、本来なら捨てられてしまう藁の部分を使って、家の中でせっせと飾りを作って楽しんでいたのでしょうか。そんな風に想像したら、とても素敵な気持ちになりました。人から与えられるのではなく、自分たちで暮らしの中に、楽しみや喜びを見出していく。それが娯楽の始まりだったのかもしれません。
そんなわけで、「娯楽」も自給してみようかななんて思います。もちろん映画や読書、観劇なんかもたまには楽しいんですけど、何もなくても、自分一人でも、自分自身を楽しませる工夫をしてみる・・おっと、これはまさにネイチャーゲームにも通じそうです。
少し話は変わりますが、ムーミンに出てくるリトルミィの言葉にこんなものがあります。
「ひま、やることがない。
なんて間抜けなセリフだこと。
春は花を見て、夏は太陽を浴びて、秋は落ち葉を踏んで、冬は静かに春を待つの。
やることがないんじゃないわ。
やることをわかってないのよ。」
これ、素敵ですよね。
こんな風に生きたいなと思います。
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