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禅とシェアリングネイチャー

突然ですが、私は「禅」にとても心惹かれるものがあります。そして、禅の考え方とシェアリングネイチャー(SN)にはとても共通点があると感じる今日この頃です。(もしかすると、SNの創始者コーネルさんも禅の勉強をされてたりしたのでしょうか?不勉強で分かりませんが。)

禅に限らず、昔の人はみんなそうだったのかもしれませんが、禅には自然からいろいろなことを学ぶ姿勢があって、それが現代人の心に染み入るものがあるのです。


たとえば曹洞宗を開かれた道元禅師の有名な歌に

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり」

というものがあります。

四季折々ただただ過不足なく現れる自然事象。そしてそれをありのままに受け止める様子・・というのでしょうか?

他にも「逢花打花 逢月打月」(花に逢えば花に感じ入り、月に逢えば月に感動する)

「行雲流水」(雲が行くように、水が流れるように、何にも執着しない様子)

など、自然のありようから生まれた言葉がいろいろあります。

※いろいろな本などを読みかじった知識ですので、解釈が違うかもしれません。ご了承ください。気になる方は、ご自身で調べてみられるのも楽しいかもしれません!



仏教では基本「今、ここ」というもの重視し、禅の中でも「今ここにいる、自分のありよう」をそのまま受け止めることを大切にしています。「自分のありよう」をそのまま受け止め、「自然のありよう」もそのまま受け止める。

「天気が悪いなぁ」とか「この花は美しい」とか、それらは実は全部、頭の中で生まれた評価でしかなくて、事実ではない。目の前には優劣も正解不正解もなくて、ありのままの自然があるだけ。それが先の「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり」に繋がるのかな?なんて考えてみたりします。


ネイチャーゲームも「今ここの自然や自分に集中する」というところが、とてもマインドフルネスです。忙しい年の瀬ではありますが、SN+禅で、日常を心穏やかに過ごせるよう精進したいものです。

みなさん、良いお年を!

(↑今年最後のブログ更新になりそうな気がするので、言っておきます)

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コメント投稿

コメント(1)

教えていただいてありがとうございます。

私も関わりがあると漠然と思っていましたが、ここまで共通するつながりがあるとは思っていませんでした。
自分も禅について調べてみるのと、早速体験が出来る所を探してみます。

そうすれば、もっと具体的な感想が書けそうです。
もしかしたら、体験する季節や、場所、宗派によっても感じ方が違うかもしてないですね。

2023年12月27日 投稿者:numa

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