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私の 〜『自然が好き』で世界を変える〜(ショップ 幸山)
「自然は好きですか?」
そう聞かれたら、「はい、好きです。」とは答えるものの、なぜ自然が好きなのかまでは即答できないかもしれません。
それでも何かしらの理由を探すとするならば、「なんか良い」になると思います。
(楽しいなのか、落ち着くなのか、他の何かなのかはわかりませんが、自然はなんか良いんです)
それが私の"自然が好き"であり、私と自然との関係性です。
大学進学で上京するまでのほとんどを、コンビニもスーパーも信号機もない田舎で過ごした私にとって、自然とは常に身近にあるものでした。
小学生の頃は、黄色い帽子に野いちごを摘み、ランドセルにはタケノコを突っ込んで下校していました。
時には、通学路から外れた整備されていない山道を抜けて帰ったり、竹やぶに秘密基地を作るのに夢中で帰りが遅くなったこともあったと記憶しています。
約2kmあった通学路は、毎日が自然との触れあいでした。
中学生になると遊び場は、山よりも川に。
小学生の頃に何度か溺れかけた経験があったので、川との接し方は慎重に、でも安全だとわかれば大胆に。といった感じです。
本気を出されたら敵わない相手だけど、節度を持って寄り添えば寛容なのが自然である。という感覚は、この頃から認識し始めたものだと思います。
高校生になると、部活に勤しみ、夜になって帰宅という生活だったので、自然の中で遊ぶことは無くなりましたが、家に着くと、玄関の扉を開ける前に星を眺めるという習慣がありました。
小学生の頃に見た、しし座流星群の感動は、高校生になっても自分の中に残り続け、それは大人になった今となっても同じみたいです。
「東京には自然が少ない」という定型文、ありますよね。
確かに、制限がなく自由に自然と触れあえるような環境は、少ないです。
でも私は、東京で見る僅かな星も、均等な間隔で生えた街路樹も、好きです。
"自然が好き"という言葉は、人によって尺度が異なります。
ただ、だからこそ様々な"自然が好き"があっていいと思っています。
身近な自然が好きな人も、遠出して出会える自然が好きな人も、自然観察が好きな人も、自然体験が好きな人もいる。
そんな個性豊かな"自然が好き"が、もっと増えていくきっかけ作り。
それが今の私にできることなのだと思います。
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