スタッフブログ
[クラファン挑戦中!]子どもたちに体験活動を届ける「一般社団法人ジャパンキッズ」
こんにちは、よいしょこと藤田です。
ネイチャーゲームに繋がりのある仲間たちが
家庭環境に関わらずすべての子どもたちに
「体験の場」を作ろうと活動する
「一般社団法人ジャパンキッズ」さん。
現在、クラウドファンディングに挑戦中です!
▶ 種まきから味噌作りまで!本気の農業体験を無料で、全国の子どもたちへ届けよう
日本でのネイチャーゲームの
普及がはじまって40年近く経ちます。
この間、昔も今も、ネイチャーゲームの仲間たちは、
地域ごとに、子どもと自然がふれあう機会を作ってきました。
参加費は100円だったり、
300円だったり、
時には無料だったり。
自分たちの交通費と、
教材費などの実費だけの
安価な価格設定です。
「同じ地域に暮らす仲間である参加者と
一緒に自然を楽しみたい」
という純粋な気持ちで成り立っています。
しかし、本来、「自然体験活動の専門家」である
自然体験の指導員は、各々専門的な学習をし、
継続的に研修にも参加し、切磋琢磨しており、
そのリスペクトとして、「対価ゼロ」とはいきません。
またプログラムへの対価も発生します。
ネイチャーゲームの仲間たち以外にも沢山の方々が
地域ごとに活動をしているものの、
こうした場は日本中には作れていないのが実情ですし
より多くの指導員に参加してもらうためには
やはり「対価」について考え、整えていく必要があります。
昨年度のジャパンキッズさんの活動は
協力指導員の自腹で成り立っていたとのこと。
そしてジャパンキッズさんの取り組む「農業体験」には、
より多くの方の協力が必要となります。
「持続可能」に、すべての子どもたちに体験の場を作る、
そのための一つの道筋が、
この「クラウドファンディング」なのだと思います。
日本中の大人が日本中の子どもたちのサポートをしていく文化を。
ジャパンキッズをぜひ応援してください!
クラファン期限まで、あと12日!(6/8時点)
▶ 種まきから味噌作りまで!本気の農業体験を無料で、全国の子どもたちへ届けよう
日本シェアリングネイチャー協会の定款の
「目的」を共に練り上げた片山誠さんの
熱いメッセージもこちらに掲載されてますので
合わせてチェック!
「シェアリングネイチャーライフvol.38冬号」編集後記の続き!
情報誌「シェアリングネイチャーライフ」編集長をしている、よいしょこと、藤田です。
情報誌最新号が発行されました!
ご覧いただけたでしょうか?
今号の特集の取材では、
「夢や理想にむけてネイチャーゲームを実践する仲間」の紹介で、
「きこりのタジー」こと、愛知県の新城(しんしろ)キッコリーズの田實健一さんの仕事場にお邪魔してきました!
その日に、田實さんたちが整備していた森には
山の中を縫うように走る細い市道の奥にある
小さな広場から、さらに手作りの道を入ったところ。
この道を拠点にしながら伐採と丸太の搬出をし、
市道でトラックに乗せて、市場へと運んでいくそうです。
その田實さんが作った道と、整備を進める森には、
たくさんの「心配り」が尽くされていて、
空間そのものが「学び」に溢れていました。
ちょっと絵に描いてみました。
ポイント1 道幅は2m
この手作りの道の幅は2m。
2mって両手を広げてちょっとの広さですね。
これで3mだと、田實さんがここで目指している森にならないんです。
なぜか・・・?
イメージしてみてください。
林の中に通った2mの道で、上を見上げると何が見えますか?
空だけですか?
両側に立つ木々の葉っぱが、せり出してるんです。
葉っぱがあると何が起きるかというと、
雨が直接地面をうたない、ということ。
葉っぱが受け止めた雨は優しく道に降り注いだり、
樹幹流として木々を伝って地面にたどり着く。
そうすることで「雨で土が流れるのを減らせる」のです。
ポイント2 枝打ちした枝はそのままに
林の地面には枝打ちした枝がそのままにされています。
青々とした葉っぱをつけたままの枝です。
これもポイント1と同じ理由。
あえて枝を残しておくことで、雨による土が流れるのを減らすことができます。
ポイント3 ジャストサイズの重機
丸太の搬出には重機を使います。
素人目には十分大きい重機のように見えましたが、これは小さい方。
重機と道のサイズは連動していて、大きな重機を入れたければ道を広げる必要があります。
この森は斜面地でもあり、道を広げるのはなかなか大変ですし、ポイント1の視点のこともあります。
大きな重機を使えればその分作業スピードは上がるのですが、
大きな重機が使えない場所だってあります。
また大きな重機になれば、動きも大きくなりますから、
「残す木」や「これから搬出する木(商品となる木)」に
重機自体はもちろん、搬出する丸太をぶつけないように
よりいっそう気をつけないといけなくなります。
ポイント4 先の先の先を見て伐る木を選ぶ
どの木を残したら山を守れるか?
木を寝かせる方向はどっちがいいか?
他の木への影響はないか、どこに寝かせられたら搬出しやすいか?
また自然は思い通りにいかないこともあるもので、
「あ、そっちに倒れちゃったか」というときには練り直し。
どうしたらスムーズに搬出できるか?
次伐る木はどれにするか?
常に考えて考えて考え尽くして、木を伐っているということがよくわかりました。
---
林業に携わっている人にはきっと当たり前のことなのだと思いますが、私には学びがたくさん。
「自然を大切にする、その視点からも木を伐ることは必要」とは理屈としては理解していましたし、そうした学びを深めている方は多いと思います。
でも現場に立てば、ただ木を伐ればいいというわけでもなく
どれを残すのか、どうしたらスムーズなのか、どうしたら木こりのみなさんの収益を高められるのか・・・
田實さんの木と向き合う姿勢に感銘をうけた一日でした。
手前の方が田實さんたちが間伐したエリア。奥の方の暗い森はこれから間伐するところ。間伐前後の違いがよくわかります。
●新城キッコリーズ特集〜
動画 奥三河のき山放送局
▶https://www.higashimikawa.jp/living/voice/detail/14/
ツアー情報 森林業を営む人になる旅
▶https://www.shigoto-ryokou.com/detail/759
イベント報告(みとネイチャーゲームの会)
11月6日日曜日、笠間市の北山公園にて、みとネイチャゲームの会と茨城大学の学生さん合同のお楽しみ会を行いました。参加者はお子さんから大学生、ミドル、シニア世代までの28人。日頃は交流がなく、ぎこちない雰囲気でのスタートでしたが、ネイチャゲームとバーベキューを通じて親睦を深め、世代をこえた楽しい会となりました。
はじめは水戸の会による「はじめまして」。大学生が積極的に質問して盛り上がりました。お子さんもしっかり感想を発表できました。
次は茨城大学の学生さんがリーダーになり、「動物交差点」を行いました。いつもはリーダー役のシニアチームですが、参加者役になると「これは難しい...」。大学生のリードが落ち着いていて、最後まで楽しむことができました。
お昼はお楽しみのバーベキュー。お肉がおいしかったのはもちろん、飯盒で炊いた新米も、持ち寄ったお菓子や果物も美味でした。心もおなかも大満足で会は終了。
改めて思ったのはネイチャーゲームは世代を超えてできるイベントであるということ。保育園児から大学生、ゆうゆう世代までいっしょにワイワイ楽しめる体験って、あまりない気がします。今後もこのような活動を継続してやっていきたいと思います。
ネイチャーゲームリーダー養成講座レポート@兵庫県香美町
緊急事態宣言が明けたタイミングで、フル対面型での実施。これからお仕事の中で、自然体験活動に取り組まれる熱意ある7名の方々にご参加いただきました。
詳細は「宙の森ホテル鼻郷里フェイスブックページ」から!
講師の田中誉人さん、開催いただいた「宙の森ホテル花郷里」様、開催バックアップをしていただいた兵庫県シェアリングネイチャー協会の皆様、ありがとうございました&おつかれさまでした!
そして新たに自然案内人として歩み始めた新リーダーのみなさま、一緒にシェアリングネイチャーライフを楽しみましょう!
☆最少催行3名!
☆講座時間は14時間〜。ミニマム2日間。分散もご相談OK
☆講座ごとに講師が直接、事前相談にのります
▶詳細はこちらから
https://www.naturegame.or.jp/request/delivery/
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-177〈道保川で遊ぶ〉(2021.7.11)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-177
〈道保川で遊ぶ〉
今日は市内を流れる道保川(どうほがわ)で遊んだ。といっても、2週間後に行われるイベントの下見を兼ねての川遊びだ。全長 3,7km、湧水が集まってできた小さな川は深さ20cmほどしかない。子どもの頃よく遊んだ川だが、ネイチャーゲームの仲間は皆初めて。いつもイベントをやっている相模原公園からは歩いて20分ほどの場所なのだが、知らなければ遊びようがない。早速、どんな生き物がいるのか、危険な箇所はないか実際に入って確かめる。川岸の草が生えている場所にタモをいれ"ガサガサ"開始。小さなエビが入っていた。続いてタモを入れると、カワニナやヤゴが入っている。ザリガニもいたが、他のメンバーはサワガニやナガレトビケラも捕まえた。これらの生き物はきれいな川の指標になる。そこにいる生き物で川の汚れ具合が分かるのだ。近くをハグロトンボが飛んでいたが、捕まえたヤゴはハグロトンボの幼虫かもしれない。+捕まえた生き物をああじゃないこうじゃないと同定していると、目の前をカワセミがツーッと飛んで行った。あっと言う間の出来事だったがあの目の覚めるようなコバルトブルーは目に焼き付いている。きれいな水→カワニナ、ホタル、川虫、ヤゴ、小魚、カワセミ・・・それぞれが繋がって小さな生態系ができている。道保川を愛するボランティアの方たちの定期的な整備のお陰もあってこの小さな川が生き物たちの安住の地となっている。本番ではそんな話も子ども達にしたいと思う。それにしても大の大人がタモを持ちバケツを持って嬉々として川遊び、そんな子ども心を持った仲間たちとの川遊びは実に楽しかった。本番では子どもそっちのけで遊んでしまわないか心配!
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.11 NO152-177 道保川で遊ぶ.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー 掲載終了のお知らせ(2021.7.10)
「イノッチのシェアリングネイチャー」 スタッフブログ掲載終了のおしらせ
約1年半にわたり、「イノッチのシェアリングネイチャー」をこのスタッフブログに掲載させていただきました。お読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
6月10日をもって8年間勤めた常務理事を退任し、協会のスタッフから退きました。これを機に、「イノッチのシェアリングネイチャー」のスタッフブログ掲載を終了したいと思います。
なお、引き続きお読みになりたい方は下記アドレスまで連 絡ください。指定されたアドレスに送信します。
Komorebi-inoman@jcom.home.ne.jp
イノッチ(井上 満)
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.10 スタッフブログ掲載終了挨拶.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-176〈リアルに触れる大切さ〉(2021.7.10)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-176
〈リアルに触れる大切さ〉
ネイチャーゲームの仲間の紹介で、『虫とゴリラ』という本を読んだ。解剖学者の養老孟司さんとゴリラ研究家山極寿一さんの対談集だ。詳しい内容は割愛するが、どちらも直接フィールドに出て虫やゴリラととことん向き合ったその道の第一人者だ。その本の中で養老さんが話した、「ペンフィールドのホモンクルス」が印象に残った。
『コンクリートっていうのは一種の「触覚の忌避」ですよね。「ペンフィールドのホモンクルス(小人)」ってあるでしょう。脳の地図。身体のどの部分が、脳のどの部分に対応しているか地図にして、そのまま人の形に描き起こすと、唇と手、指先が非常に大きい姿になるんです。それほど触覚は、脳の中で大きな面積を占めるのに、あまり利用されない』(本文より)
スマホやタブレット、図鑑などで容易に虫や花などが調べられる昨今、本物に直接触れなくてもいろんな情報が手に入る。動植物だけでなく、世界中の人とも映像で繋がることができる。便利になったものだ。だが、ホムンクルスを見てわかるように、元来人の触覚はそれだけ重要な器官として位置付けられていたはずだ。手先や口でいろんなものに触れ情報を得、生きるのに適した繊細な動きができるようになっている。生き物に直接触ることでそのものの命を感じ、人に直接触れることで温もりを感じ、安らぎや安心を得られる。だから、握手をし肩を抱き合いハグをする。コロナ禍でさらにリアルな接触ができなくなり、人は人からどんどん遠ざかっていく。こんな時代だからこそ本物の虫を手に載せ、裸足で土と戯れ、生のキューリをかじり、リアルな人との触れ合いを大事にしたい。
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.10 NO152-176 リアルに触れる大切さ.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-175〈6日ぶりの畑〉(2021.7.9)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-175
〈6日ぶりの畑〉
腰痛が少し良くなり、6日ぶりに畑の様子を見に行く。唖然、呆然、愕然、、、、。こうなることはある程度予想はしていたが、長雨が続いたのも影響し、とんでもないことになっていた。ルバーブと陣地争いをしていたカボチャは、ルバーブを乗り越え歩道にまで蔓を伸ばしていた(早めに畑に戻さないと通行の妨げになる)。やっと赤くなり始めたトマトは何者かに食い荒らされている(早々にネットを張らないと)。そして、背丈の低いイチゴの苗は完全に草に覆われ全くその姿が見えなくなっている(2年前、草取りをしなかったら全ての苗が枯れてしまった)。カボチャの生長は嬉しいが、苗の絶対数が多かったので場所をとってしまう。秋蒔き野菜の場所確保に頭を悩ませる。少しでも草取りをしたいが、まだまだ本調子ではないのでこの状況を見るだけ、何の改善にもならない。来週あたりから晴れ間も出そうだが、雨水をたっぷり吸った草は暑さでグングン伸びる。もう追いつけない・・・・。
それにしてもカボチャの生長の速さにはただただ驚嘆!。手当たり次第に絡みつきそこを支えにしてどんどん蔓を延ばす。地面についてる部分は節から根を出し、さらに勢いを増して勢力分布を広げていく。まるで勢いに乗った戦国武将だ。昨年は失敗したからと少し多めに植えたカボチャだが、ここまで広がると手が付けられない。なかなか人間の思惑通りにはいかないものだ。
▶PDF版をダウンロードする2021.7.9 NO152-175 6日ぶりの畑.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-174〈年少さんと葉っぱで遊ぶ〉(2021.7.8)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-174
〈年少さんと葉っぱで遊ぶ〉
N幼稚園の年少さんと遊ぶ。今日は葉っぱを使ったアクティビティ、〈木の葉のカルタとり〉をした。年少さんなので、本来のマニュアルをアレンジし全員が葉っぱを取れるようにした。用意した葉っぱは、カクレミノ、カキ、ササ、マテバシイ、モミジ、ツバキ、クローバー、それにエゴの実。初めにみんなで葉っぱの周りに集まり、触り心地や形、大きさ、色などを確認する。その後6人ずつ3グループになり、順にリーダーが見せた葉っぱと同じ葉っぱを持ってくる。3,4歳の年少さん、どの程度葉っぱの違いが分かるかとても興味がある。初めのグループには柿の葉を見せ、「ほら、大きい葉っぱだね、マスクみたいだよ」と口に当てて大きさや形を確認し取ってきてもらう。少し迷っている子もいたが6人全員が柿の葉を持ってくる。次のグループにはカクレミノ。「お山が3つあるね、ツルツルしてて持つところもこんなに長いね」と見せ、取ってきてもらう。どっちか分からず2つ持ってくる子もいたが、それでいい。大体の傾向が分かったので3つ目のグループにはエゴの実を見せた。これはヒントなし。葉っぱと違うので、全員分かった。
大人にはすぐに分かる"違い"も3,4歳の園児にはかなりの難問。そもそも、"分かる"とは"分ける"からきていて、AとBとCの"違い"が分からないと分けられない。違う種類の葉っぱがいくつも並ぶ場から、お題と同じ葉っぱを持ってくるにはお題の葉っぱの特徴(大きさ、色、形)が分かってないと持ってこれない。これはすごいことだ。ちなみに、2歳になったばかりの孫にやってみたら全く違う葉っぱを持ってきた。良くしゃべる孫だが、"違い"が分かるにはまだまだ時間がかかりそうだ。図鑑や映像ではなく、こうして本物の葉っぱに触れ、視覚だけではなく触覚や嗅覚でも葉っぱの特徴を捉えることはとても大事なことと思う。間違えずに葉っぱを持ってくることではなく、色んな葉っぱを触って、匂いを嗅いで、感触を確かめる、いっぱい葉っぱを触ることが大事なのだ。 最後に好きな葉っぱを持った園児、「ママにプレゼントするんだ」と。1枚の葉に愛着を持ち、さらには園庭や公園にある葉っぱに関心を持ってくれたらなお嬉しい。
▶PDF版をダウンロードする 2021.7.8 NO152-174 年少さんと葉っぱで遊ぶ.pdf
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