スタッフブログ
イノッチファームでシェアリングネイチャー No.100〈トロロアオイ〉(2020.08.28 )
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO100
〈トロロアオイ〉
静岡の短大でネイチャーゲームの講座があり4日間家を空けていた。帰宅後、5日ぶりの畑に行ってみる。
それまで、2~3花ずつポツポツと咲いていたトロロアオイが一気に咲き出していた。その数28!
昨年、知り合いから"ハナオクラ"と言われてタネをいただいたもので、その時はオクラの品種改良したものと思っていたが、調べてみると、トロロアオイをハナオクラと呼ぶことが分かった。
大きく存在感のある花で直径は17~18㎝もある。オクラの花と比べると3倍以上もある。
一日花なので、早朝開いた花は午前中にはしぼんでしまう。だが、毎日40~50花も咲くので食べるのが追い付かない。冷凍して保存しておけば冬場でも食べられる。
花弁だけ取り酢を入れた熱湯で10秒ほどシャブシャブするだけでOK。
ポン酢で食べればこの暑い時期にピッタリ。
"シャキッ"とした中に"トロッ"とした触感が心地いい。
高級和風旅館で一口分出されたら、「おおっ、これはなんですか?」ときっと仲居さんに尋ねるに違いない。
夏場限定の恐らくスーパーにも八百屋にも出回らないだろうエディブルフラワー、楽しみな夏野菜の一つになった。
"イノッチファームでシェアリングネイチャー"の発行が100号になった。
当初は週一くらいのペースでと思っていたが、畑では毎日のように新しい発見がある。その発見自体が楽しくて、いつの間にか早いペースになってしまった。
尊敬するT先生のブログはすでに、3,866号!とてつもない数字だ。
このブログのお陰で、何気ない畑の日常に何かを"見つけよう"という視点が加わり、畑そのものが鮮やかな色彩を持つようになった。
季節の移ろいと共にそこに生きている小さな命の息遣いをこれからも見つめていきたいと思う。
▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№100
1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/28]
おはようございます。利佳です。
昨日は久しぶりに小学生とネイチャーゲームをしました。
楽しかったです。
子どもたちのパワーと発想のすばらしさに、
今朝は、静かな朝です。
<深呼吸>
草むらの中にピンクの小さいハギの花。秋の七草発見!
でもよく見ると、アレチヌスビトハギかと思いますが、
小さな花と小さな葉がスーッと伸びています。
マメ科の花は面白い形をしていて見ていると楽しいです。
<空と大地が私に触れた>
ハギが私に触れて、その可憐な美しさをくれました。
これからは秋見つけを楽しみます。
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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/27]
おはようございます。利佳です。
天気予報に傘マークがついています。
晴れているのですが、外に出ると、湿った風が吹いて、
畑のためにはそろそろ雨が降ってほしいですね。
空にはいろいろな雲が出ています。
西の方は黒い雨雲が山の頂上を隠しています。
真上は青空と秋のような白い雲が広がっています。
東の空には入道雲のようなモコモコした雲が出てきました。
それぞれの雲に向かって、おはよう、
人の顔のようにも見えるし、ウサギにも見える。
<雲見><空と大地が私に触れた>
大きな空に向かて、雲と話そう。
昨日のクモも今日の空の雲を眺めているかな?
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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/26]
おはようございます。利佳です。
空が真っ青、雲一つなく晴れわたっています。
空に向かって<深呼吸>
あれ?きらりと光っているものが!
よく見ると、クモの糸です。
木と木の間の高いところに大きなクモの巣がありました。
きれいな空、と見とれていたらすぐに引っ掛かってしまいます。
そんな虫たちが糸でぐるぐる巻きにされて並べられています。
クモも生きていくために、網を張って、
食う食われるの関係を見つけました。
規則正しく間隔をあけて作られている美しい網目模様。
見る角度を変えると、糸が重なり合っていろいろな形に見えます。
木の下をウロウロしてしまいました。
高いところなので、
邪魔しないから、どうぞそこで元気に暮らしてください。
太陽の光を受けて、糸がキラッと光りました。
<空と大地が私に触れた>
クモが私に触れて、その生きる力をくれました。
クモと気持ちがつながったのか、あちこちの木の上、
壊さないように気をつけて通りました。
写真は青空を撮ったのではなく、
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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/25]
おはようございます。利佳です。
また実家の庭です。
ここは海が近いので街中よりは少し風がさわやかな気がします。
<深呼吸>すると、潮風のかすかな湿気が気持ちいいです。
この塩気を嫌う人もいるけれど、私は小さいころから慣れ親しんでいるので、磯の香
りと共に好きの部類に入ります。
庭の片隅にきれいな花が咲いていました。
両親に尋ねても何かは知らないといいます。
南の島にありそうな不思議な形と妖艶な香り。
緑の長い葉の中からまっすぐに伸びてきた茎の周りに
ランのような花がたくさん咲いてきます。
しばらく<生命の流れ>を楽しみました。
湿って薄暗い地面の下からたくさんの葉が広がって、
空に向かってきれいな花を開いている姿。
飛び出しためしべ?の先から周りの草や木にもエネルギーが飛び出しているようです。
今ここでこの花と向き合っている喜びを感じました。
調べてみると、原産地は熱帯アジアのジンジャーリリーというショウガ科の花のようです。
ジンジャーといっても食べらないそうです。
なぜうちの庭にあるのかは謎に包まれています。
神秘的な花と謎めいた由来。
まだまだ想像の展開ができそうです。
<空と大地が私に触れた>
ジンジャーリリーの花が私に触れて、その神秘的な美しさをくれました。
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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/24]
おはようございます。利佳です。
日差しは強いけれど、風がさわやかです。
セミたちが夏の終わりを感じているのか、
シャシャシャシャシャシャシャシャ、
ミーンミーンミーンミーンと賑やかに声を上げています。
可愛い芽が出てきた。面白い葉っぱが伸びてきた。きれいな花が咲いた。
とその時その時を楽しませてくれていたアサガオが、
最後に面白い形を見せてくれました。
垣根に絡んだツルの先は茶色になって、丸い種がついています。
その種がはじけ落ちて残った種の皮が宇宙人のように見えました。
タコにも見えます。いえいえ、バレリーナが踊っているようにも見えるでしょう。
よく見ると細かい毛はまだいっぱい生えています。
種の仕切りの薄い膜に亀裂が入っているところが、笑っている眼のようです。
思わず私も笑顔になって宇宙人と向き合いました。
もうすぐあなたはどこかに行ってしまうけれど。
今まで楽しませてくれてありがとう。
来年もまた会いましょう。
<空と大地が私に触れた>
アサガオの種が私に触れて、その生きる楽しさをくれました。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.99〈昔のトマト〉(2020.08.23 )
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO99
〈昔のトマト〉
"ポンテローザ"という昔ながらのトマトを初めて栽培した。
"青くさい""酸味が強い""甘みが薄い"という代物で、ピーマンと並んで子どもの野菜嫌いの代表格。
子どもの頃、水代わりにその場でもいでかぶりついたが、確かに子ども受けする味ではなかった。
だが、あの独特の青くささや酸味は懐かしい味として今でもはっきりと覚えている。そのトマトのタネを入手し育ててみた。
ようやく赤く色づく頃、カメムシの被害に遭って表面はまだら模様になり腐ってしまった。
しかし、日を追うごとに被害は少なくなり、きれいなトマトが生るようになった。
早速もいで恐る恐る食べてみる。"そうそう、この味この味!"忘れかけていた本物のトマトの匂いが鼻を衝いて、懐かしさがこみあげてくる。思わず井上陽水の"少年時代"を口ずさんでしまう。
今、トマトと言えば"桃太郎"が主役。
形がよく箱詰めに適する、畑で赤くなるまで生らせても輸送中に傷まない、酸味が少なく甘みもある。
お陰でトマト嫌いの子どもも減って野菜の王様の座を勝ち取った感がある。
しかしこれでいいのか!トマト本来の"個性"を捨てて、人間の好みに合わせて魂を売ってしまったF1トマト。中にはフルーツのような甘さで完全にトマトであることを忘れてしまったエセトマト。
君らには全く責任はないのだが、そしてそうやって人間に操られながら実は先祖から引き継いだトマトの遺伝子をどこかで遺そうとする目論見は尊敬するに値するのだが、トマトはどこまでもトマトであってほしいのだ。
"みんな同じでみんな旨い"なんていらない。
甘いのも、酸っぱいのも、青くさいのも、不格好なのもいろいろあっていい。その多様性こそが旨さなのだ。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.98〈ヒメリンゴ〉(2020.08.22)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO98
〈ヒメリンゴ〉
ヒメリンゴが赤い実をつけ始めた。
5,6年ほど前長野(須坂)の知り合い農家さんから頂いた苗で、今年は17個の実をつけた。
春先たくさんの花が咲いたのでそれなりに期待していたのだ。植えっぱなしで世話らしい世話は何もしていない。
もちろん消毒などもしないのでカミキリムシの穴だらけ!そんないい加減なほったらかし状態で果たして実をつけるのか??
しかししかし、2年ほど前から少しずつ実をつけ始めたのだ。だが肌は汚れ虫食いだらけの実、とても"食べたい"と思えるような代物ではない。
試しに完熟して落ちた実を(ほとんど食べるところはないのだが)食べてみると・・・・、これが意外とうまい。ちゃんとリンゴの味がする。
"観賞用になればいい"くらいの気持ちでいたが、食べられるならこんないいことはない。
ピンポン玉程度のカワイイサイズで、カラスも振り向かないようなリンゴだが、こんな悪条件の中よくぞ生ってくれたと拍手せずにはいられない。新潟から来たウドと同じく、この畑に根を張って、時々目の保養と話し相手になってくれたら嬉しい。
小さくてもリンゴはリンゴ。木村秋則さんのような"奇跡のリンゴ"にはならないが、こんな土地で花を咲かせ実をつけたのはある意味"奇跡"なのかもしれない。まさに"すべては宇宙の采配"なのだ。
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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/22]
おはようございます。利佳です。
昨夜福島から桃が届きました。
箱を開けるとフワ~ッと甘い香り、
そっと手に取ると柔らかい肌に短い産毛がいっぱい生えていて、
どんな木になっていたのかな?
一つ一つ袋がけをして大事に育てられた桃たち。
たくさんの人の気持ちが詰まって大きく美味しくなった桃たち。
遠い山の桃畑を想像してみました。
桃がとても愛おしくて、しばらく飾っておきたい気持ち。
でも、ありがたくいただくことにしました。
ツルッと皮をむくと、中から瑞々しい肌色の実が見えてきます。
滴り落ちる果汁がもったいないくらい。
そっと切り分けていくと、最後には真ん中に大きな種が。
子孫を残すための種を、人はゴミにしてしまう身勝手さ。
庭に植えたら桃が成るかな?
なんて思いながらも食い気が強くて、
う~ん、美味しい!
また、遠くの木になっている桃を想像して、
ずっと笑顔になって、
<空と大地が私に触れた>
桃が私に触れて、その幸せ感をくれました。
味覚で感じた、人とのつながり、自然からの恵み、
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