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自然を楽しむ・自然から学ぶの記事一覧

イノッチファームでシェアリングネイチャー No.97〈サトイモだって熱中症!〉(2020.08.21)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO97

〈サトイモだって熱中症!〉

7 月はほぼ毎日のように雨、雨、雨・・・・。

そして 8 月に入った途端、今度は連日の猛暑!

毎日たくさんの人が熱中症で救急搬送されているが、畑のサトイモだってこの通り瀕死の状態だ。

サトイモは亜熱帯生まれの植物で高温多雨を好む。7 月は調子よく育っていたが、8 月の日照り続きで、葉が枯れ始めてきた。葉が大きい分蒸散も盛んで多くの水分を必要とする。

その水分が足りなくなると葉は枯れてしまう。

人間のように、"十分な水分補給"はできず、雨水に頼るしかない。頼みの雨は今週末に降る予報だが、果たして当たるかどうか・・・。

当り前のことだが野菜の出来不出来は天候に大きく左右される。

せっかくよくできても一度の台風で全滅してしまうことだってある。

消費者は、"野菜が高い"と嘆いているが、なぜ高いのか考えたことがあるだろうか?

水不足で自慢の葉はカサカサになり、日に日に衰えていくサトイモ。

連日の猛暑に耐えながらなんとか生き延びようと踏ん張る姿は、瀕死の地球の姿に似てはいないだろうか?

葉っぱが全て枯れる前に天の恵みを祈るしかない。

▶PDF版をダウンロードする 2020.8.21 NO97 サトイモだって熱中症!.pdf

コメント 2020-08-24 153901.jpg


1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/21]

おはようございます。利佳です。

夜には秋の虫が鳴き、朝はセミが鳴いている。

今は、夏と秋のバトンゾーンですね。

朝の空気がさわやかです。<深呼吸>も深く気持ちよくできます。

庭に出ると、ピョンピョンと飛び出てくるバッタがいます。

シソを食べて大きくなった子たちです。うちではシソバッタと呼んでいます。

始めは蚊が飛んでいるのかと思うほど小さかったのに、今では5,6cmくらいまで大きくなりました。

水まきをしたのでびっくりしたのか、ジーッとしています。

スーととがった顔の左右に小さい白い目。触覚をアンテナのように立ててあたりを伺っている。

水をはじいている体。ジャンプするための長い脚は力を蓄えてたたんでいます。

ピョーン、隣のシソにジャンプしました。

どんどん食べて大きくなってね。シソバッタ!

バッタで<自然とわたし>。静かな朝の庭を楽しみました。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/20]

おはようございます。利佳です。

セミが元気に鳴いています。

実家の庭のサルスベリ。花のつきが悪くなってきました。

ほとんど手入れもせずに、何十年もずっとそこに立っているので年老いてきたのですね。

以前は満開に咲いていた花が、今年は枝の先の方に数えるほどしか見えませんでした。

夏の花といえば、ヒマワリやアサガオが思いつきますが、私はこのサルスベリの花が欠かせません。

チリチリの花びらが可愛くて手に取って遊んでいました。

ツルツルの木肌、スベスベ柔らかい葉っぱ、チリチリの花びらが集まってモワモワした花の塊。

見て、触って、匂いを嗅いで、音を聞いて...様々な感覚を使ってサルスベリと心をつなぎました。

<空と大地が私に触れた>

サルスベリが私に触れて、その力をくれました。

今年は剪定して、来年はまた元気にたくさん花を咲かせてもらいましょう。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/19]

おはようございます。利佳です。

朝から暑いけれど、風は何となく秋の気配を感じさせてくれます。もう8月も下旬ですものね。

クスノキの下に車を停めています。

数日前から、フロントガラスのところにクスノキの落ち葉がたまっています。

あれ?クスノキって春に新芽が出るときに古い葉が落葉するのでは?

緑色の葉がついている小枝も落ちています。

葉っぱはツルツル、葉脈がスッと伸びているのがはっきりわかります。

茶色の葉っぱをパキッと折って匂いを嗅ぐと、すっきりしたいい匂い。

小学生に嗅がせると、いい匂い、臭い、ガムみたい...賑やかに感想を言ってくれます。

匂いを嗅ぎながら、<生命の流れ>

より深くクスノキを感じました。

家に帰ってからクスノキの落葉について調べてみました。

春と秋にも落葉することもあるそうです。

でも、中国から近畿地方に進入し、関東や九州まで勢力を伸ばしてきた、カメムシが葉の汁を吸ったために落葉するという記事も見つけました。

なんだか新型コロナウィルスの感染を彷彿させるようでびっくりしましたが、そのカメムシも生きるために汁を吸って、卵を産んでいるのですよね。

自然の営みを素直に受け止め、もう一度、カメムシのことも考えながら、<生命の流れ>をして、心を落ち着かせました。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.96〈ウドの花〉(2020.08.19)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO96

〈ウドの花〉

畑でウドの花が咲いている。

数年前、ネイチャーゲームの仲間の実家(新潟県安塚)から頂いてきたものだ。

初めて天然物のウドを食べた時(酢味噌和え?)、その歯ごたえ、あふれんばかりの濃密な香りに思わずうなってしまった。

これを、新潟まで行かずとも自分の畑で育てもう一度食べたいと欲望の塊が顔を持ち上げ、頂いてきたものだ。

畑に植えて3年目の今年の春、初めて食べてみた。が、あの時食べた触感や香りにはほど遠い。

美味しいのだが、野性味あふれる芳醇な味わいはなく物足りない。

やはり、雪深く、きれいな空気と水、朝晩の寒暖差などいろいろな条件が重なってあの美味しいウドになるのだろう。

"その土地だからこその味になる"のであって、"手元に置いていつでも食べられる"などと言う浅薄で軽率な行動はゆめゆめ慎まなければならないと反省。ウドは"ウコギ科"の植物なので、タラの木やコシアブラなどと同じだが、木ではなく草。"ウドの大木"というくらいで、1年で2mにもなってしまう。

今回じっくり花を見たが、球状にまとまった花はまるで打ち上げ花火のよう。

青空をバックに、"ポン・ポン、ポーン"と威勢よく、気持ちよく飛び出したウドの花火、見ているだけでスカッとする。しばらく観賞用として畑にいてもらうことにしよう。

虫たちにとっては貴重な食用にもなるかもしれないので。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャーNO96 ウドの花.pdf

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/18]

おはようございます。利佳です。

毎朝、セミの声を聞きながら、庭の水まきをします。

昨日の太陽に照らされて地面が乾いています。

ホースから出る水の音とセミの声に合わせて、<呼吸数えのメディテーション>

オシロイバナの種ができていました。

庭の隅に伸びてきたオシロイバナ。

先日亡くなったお隣のご主人が、「その花好きなので抜かないでください。」と言われたので、何年も毎年ピンクの花を楽しませてもらっています。

オシロイバナは、子どものころ、黒い種を割って、中から出てきた白い粉をおしろいにして鼻の頭に塗ってお互い見合って笑ったものでした。

コロコロした種はおままごとのおかずにもなっていました。

そんな思い出と、毎年力強く咲いてくる花に心をつなげて<空と大地が私に触れた>

オシロイバナが私に触れて、その力をくれました。

最近、おしろいを塗っていないなぁ...
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.95〈シロアリ〉(2020.08.18)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO95

〈シロアリ〉

防草シート代わりに畑に敷いてある板切れが大分朽ちてきたので、燃やすことにした。地面に食い込んだ板を引きはがし、焚き火場まで運んだら板の裏にビッシリと白アリがくっついていた。暗い地中にいる彼らは突然日の光にさらされ右往左往の大混乱。ボロボロになった板の隙間から次々と出てくる出てくる。なんだかかわいそうだが、朽木は焼却処分したいので、混乱が収まるのを待つ。このシロアリ、調べてみるとアリではなくゴキブリの仲間で、なんと3億年も前に誕生したとのこと。人間の大先輩である。

ゴキブリの仲間なのにアリの名前が付くのは、アリと同じく社会性昆虫だからということだ。王アリ・女王アリ、副王アリ・副女王アリ、兵隊アリ、働きアリの階層でそれぞれきちんと役割分担ができている。自然界では役目を終えた枯れ木や落ち葉を分解する益虫として存在するが、たまたま床下の柱に取りつくと途端に"害虫"となって、駆除の対象となってしまう。畑にはまだまだ朽ちかけた板材があるので、今度シロアリのコロニーを見つけたら是非それぞれの階級を探し出してみたいと思う。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№95.pdf

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/17]

おはようございます。利佳です。

今朝は薄曇り、遠くの山は白い雲の覆われて何も見えません。

天気予報は曇り一時雨、でも気温は30度を超えて暑くなりそうです。

<深呼吸>

お散歩から帰ってきたら、家の前ですごいものに出会いました。

アリの引っ越しです。

始めは、ミミズの死骸に小さいアリが群がっていたのを見つけ、アリたちはどこまでこのご馳走を運んでいくのかな、行列をたどっていったら、途中で何か白い小さいものを運んでいるアリの行列に出会ったのです。

ヤヤっ!これはアリの引っ越し!

まずは元の住処がどこかたどってみました。数年前に切り倒した木の朽ちかけた切り株の中が出発点のようです

そこから荷物をもったアリさんについていきました。すごいことに、戻っていくアリもいます。ピストン輸送をしているのでしょうか。

草むらからコンクリートの隙間、ブロックの横、地面に張った木の根っこの上、10m先の生垣の中までたどることができました。

となりのトトロのメイちゃんのように、植込みや塀の隙間を身をかがめて進んでいく、怪しいおばさん!

1mmくらいの体で卵やサナギをくわえての移動、前のアリと同じ道を通って進んでいく行列。

なんと壮大な力強いドラマ!

<空と大地が私に触れた>

アリの行列が私に触れてそのパワーをくれました。

いつまで続くのか、見守っていきたいと思います。

(写真は、また、リアルカモフラージュのようです)

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.94〈キュウリのタネ取り〉(2020.08.16)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO94

〈キュウリのタネ取り〉

キュウリが熟れてきたのでタネ取りをした。毎年自家採種しているもので、多分10年以上は続いている。

長さ約40㎝ほどで、採り頃。縦に半分に切るとタネが顔を出す。数えてみると150粒くらい、この個体は若干少なめ。

タネだけ取り出しバケツに入れる。

この時点ではタネの周りにはヌルヌルしたゼリー状のものがついている。

野菜ネットに入れてタネをもむとヌルヌルが取れる。その後水を張ったバケツに入れ、浮いた未熟種子は捨てる。

バケツの中にはタネの周りについていたヌルヌルがクラゲのように浮いていた。

あとは乾燥させるだけ。

ま、こんなに丁寧にやるのは滅多にない。

採り忘れて地面に落ちたものが腐敗し、どろどろになった中からタネだけ取り出すことがほとんどだ。

いずれにしても、昔からこうやって野菜のタネは農家さんが自家採種してきた。

"在来種"や"固定種"と言われて、その土地土地に根付いた野菜が栽培されてきた。

だが、近年は受け継がれてきたタネが途絶えてきている。タネは生き物だから寿命は数年。

高齢化が進み栽培する人がいなくなるとその土地固有の品種は途絶える。そんなタネを守ろうと15歳で起業した小林宙さん、「タネの未来」と言う本に感銘を受けた。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャー№94pdf

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