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自然を楽しむ・自然から学ぶの記事一覧

イノッチファームでシェアリングネイチャー No.96〈ウドの花〉(2020.08.19)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO96

〈ウドの花〉

畑でウドの花が咲いている。

数年前、ネイチャーゲームの仲間の実家(新潟県安塚)から頂いてきたものだ。

初めて天然物のウドを食べた時(酢味噌和え?)、その歯ごたえ、あふれんばかりの濃密な香りに思わずうなってしまった。

これを、新潟まで行かずとも自分の畑で育てもう一度食べたいと欲望の塊が顔を持ち上げ、頂いてきたものだ。

畑に植えて3年目の今年の春、初めて食べてみた。が、あの時食べた触感や香りにはほど遠い。

美味しいのだが、野性味あふれる芳醇な味わいはなく物足りない。

やはり、雪深く、きれいな空気と水、朝晩の寒暖差などいろいろな条件が重なってあの美味しいウドになるのだろう。

"その土地だからこその味になる"のであって、"手元に置いていつでも食べられる"などと言う浅薄で軽率な行動はゆめゆめ慎まなければならないと反省。ウドは"ウコギ科"の植物なので、タラの木やコシアブラなどと同じだが、木ではなく草。"ウドの大木"というくらいで、1年で2mにもなってしまう。

今回じっくり花を見たが、球状にまとまった花はまるで打ち上げ花火のよう。

青空をバックに、"ポン・ポン、ポーン"と威勢よく、気持ちよく飛び出したウドの花火、見ているだけでスカッとする。しばらく観賞用として畑にいてもらうことにしよう。

虫たちにとっては貴重な食用にもなるかもしれないので。

▶PDF版をダウンロードする イノッチファームでシェアリングネイチャーNO96 ウドの花.pdf

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/18]

おはようございます。利佳です。

毎朝、セミの声を聞きながら、庭の水まきをします。

昨日の太陽に照らされて地面が乾いています。

ホースから出る水の音とセミの声に合わせて、<呼吸数えのメディテーション>

オシロイバナの種ができていました。

庭の隅に伸びてきたオシロイバナ。

先日亡くなったお隣のご主人が、「その花好きなので抜かないでください。」と言われたので、何年も毎年ピンクの花を楽しませてもらっています。

オシロイバナは、子どものころ、黒い種を割って、中から出てきた白い粉をおしろいにして鼻の頭に塗ってお互い見合って笑ったものでした。

コロコロした種はおままごとのおかずにもなっていました。

そんな思い出と、毎年力強く咲いてくる花に心をつなげて<空と大地が私に触れた>

オシロイバナが私に触れて、その力をくれました。

最近、おしろいを塗っていないなぁ...
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.95〈シロアリ〉(2020.08.18)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO95

〈シロアリ〉

防草シート代わりに畑に敷いてある板切れが大分朽ちてきたので、燃やすことにした。地面に食い込んだ板を引きはがし、焚き火場まで運んだら板の裏にビッシリと白アリがくっついていた。暗い地中にいる彼らは突然日の光にさらされ右往左往の大混乱。ボロボロになった板の隙間から次々と出てくる出てくる。なんだかかわいそうだが、朽木は焼却処分したいので、混乱が収まるのを待つ。このシロアリ、調べてみるとアリではなくゴキブリの仲間で、なんと3億年も前に誕生したとのこと。人間の大先輩である。

ゴキブリの仲間なのにアリの名前が付くのは、アリと同じく社会性昆虫だからということだ。王アリ・女王アリ、副王アリ・副女王アリ、兵隊アリ、働きアリの階層でそれぞれきちんと役割分担ができている。自然界では役目を終えた枯れ木や落ち葉を分解する益虫として存在するが、たまたま床下の柱に取りつくと途端に"害虫"となって、駆除の対象となってしまう。畑にはまだまだ朽ちかけた板材があるので、今度シロアリのコロニーを見つけたら是非それぞれの階級を探し出してみたいと思う。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/17]

おはようございます。利佳です。

今朝は薄曇り、遠くの山は白い雲の覆われて何も見えません。

天気予報は曇り一時雨、でも気温は30度を超えて暑くなりそうです。

<深呼吸>

お散歩から帰ってきたら、家の前ですごいものに出会いました。

アリの引っ越しです。

始めは、ミミズの死骸に小さいアリが群がっていたのを見つけ、アリたちはどこまでこのご馳走を運んでいくのかな、行列をたどっていったら、途中で何か白い小さいものを運んでいるアリの行列に出会ったのです。

ヤヤっ!これはアリの引っ越し!

まずは元の住処がどこかたどってみました。数年前に切り倒した木の朽ちかけた切り株の中が出発点のようです

そこから荷物をもったアリさんについていきました。すごいことに、戻っていくアリもいます。ピストン輸送をしているのでしょうか。

草むらからコンクリートの隙間、ブロックの横、地面に張った木の根っこの上、10m先の生垣の中までたどることができました。

となりのトトロのメイちゃんのように、植込みや塀の隙間を身をかがめて進んでいく、怪しいおばさん!

1mmくらいの体で卵やサナギをくわえての移動、前のアリと同じ道を通って進んでいく行列。

なんと壮大な力強いドラマ!

<空と大地が私に触れた>

アリの行列が私に触れてそのパワーをくれました。

いつまで続くのか、見守っていきたいと思います。

(写真は、また、リアルカモフラージュのようです)

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.94〈キュウリのタネ取り〉(2020.08.16)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO94

〈キュウリのタネ取り〉

キュウリが熟れてきたのでタネ取りをした。毎年自家採種しているもので、多分10年以上は続いている。

長さ約40㎝ほどで、採り頃。縦に半分に切るとタネが顔を出す。数えてみると150粒くらい、この個体は若干少なめ。

タネだけ取り出しバケツに入れる。

この時点ではタネの周りにはヌルヌルしたゼリー状のものがついている。

野菜ネットに入れてタネをもむとヌルヌルが取れる。その後水を張ったバケツに入れ、浮いた未熟種子は捨てる。

バケツの中にはタネの周りについていたヌルヌルがクラゲのように浮いていた。

あとは乾燥させるだけ。

ま、こんなに丁寧にやるのは滅多にない。

採り忘れて地面に落ちたものが腐敗し、どろどろになった中からタネだけ取り出すことがほとんどだ。

いずれにしても、昔からこうやって野菜のタネは農家さんが自家採種してきた。

"在来種"や"固定種"と言われて、その土地土地に根付いた野菜が栽培されてきた。

だが、近年は受け継がれてきたタネが途絶えてきている。タネは生き物だから寿命は数年。

高齢化が進み栽培する人がいなくなるとその土地固有の品種は途絶える。そんなタネを守ろうと15歳で起業した小林宙さん、「タネの未来」と言う本に感銘を受けた。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/15]

おはようございます。利佳です。

今日も熱中症情報は危険と出ています。

散歩はゆっくり短い距離にしました。

ヘクソカズラが目に留まりました。

名前は嫌われ者のようですが、この花は可愛くて私は好きです。

匂いもそんなには嫌ではないです。

<深呼吸><生命の流れ>

この小さな花も一生懸命に生きています。

葉っぱや蔓を伸ばして、かわいい花を咲かせている姿に寄り添って、この時を楽しみました。

茶色い実がなったら、リースの飾りにいただきに来ようっと。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/14]

おはようございます。利佳です。

サリーありがとうございます。

昨夜はサリーとのつながりを感じながら、また流れ星を見ました。

東の空には下弦の月が光っていました。

この明るさでは流れ星は見られないかな、と思ったとたん、月のすぐ上を白い尾を引いて星が流れたのでした。

誰かあの流れ星を見た人がいるかな?シェアできる喜びを感じました。

今朝は昨日の激しい雷雨で地面が湿っているからでしょうか、風が少し涼しく感じます。

いつもの<深呼吸>もみんなとつながっている感覚で気持ちがいいです。

大好きなクスノキとケヤキが見える場所で<生命の流れ>

ニイニイゼミの音に呼吸を合わせながら、少しずつ秋に近づいていく空気を感じることができました。

おや?ツクツクツクとツクツクボウシが発声練習を始めたようです。

秋になりますね。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.93〈畑のクモいろいろ〉(2020.08.14)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO93

〈畑のクモいろいろ〉

「横沢入り」の自然観察会でクモの"隠れ帯(カクレオビ)"を教えてもらったので、畑にもいないかと探してみた。

クモの巣の中央に白いギザギザや円形の模様がついているもので、いろんな形の隠れ帯があるらしい。

多分、今までも畑で見たことがあるはずだが、それと認識していなかった。

仕事の合間に探してみると、すぐに見つかった。"見つける"つもりで探せばけっこういるもんだ。

クモはまだ"クモ"としか分からず、種類までは判別できない。

観察会では、"トリノフンダマシ"などという面白い名前のクモも教えてもらった。

じっくり探せばまだまだいろんなクモが見つかるかもしれない。畑の楽しみがまた一つ増えた。

"クモ図鑑"買って早速調べてみよう。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/8/13]

おはようございます。利佳です。

昨夜の真夜中、日付は今日になっていたころ、外に出て夜空を見上げました。

ペルセウス座流星群がピークを迎えるということで、夜中のシェアリングネイチャーウェルネス!

夜の空気を<深呼吸>

35度を超える猛暑の昼間とは違って、風が優しく感じます。

夕方の雷雨の後の雲が薄く流れています。

夜空の雲はきれいなグレー色です。

綿菓子のような雲が過ぎると、チカチカと星が瞬いているのが見えます。

ここは周りが明るいから降るような星や天の川は見えないけれど、カシオペア座は分かりました。

その少し東側がペルセウス座です。

その辺りをジーッと見つめていました。

静かな夜です。

コオロギやスズムシの鳴き声が聞こえます。

季節は秋に向かっているのですね。

時々、寝ぼけたセミがジジッと鳴きます。

その時、スーッと流れ星!見えました!

ホワッと顔が緩みます。

夜空にはピカッピカッと飛行機も飛んでいました。

またスーーッと、今度は長く流れていきました。

この前流れ星を見たのは冬の北海道。

雪原での<夜は友だち>の時に一人で見た流れ星。

後でみんなも見ていたと知ってうれしかったのを覚えています。

宇宙には果てしないロマンが漂います。

限りない自然への畏敬の念を感じつつ、5個の流れ星を見て心穏やかに休みました。

。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。。o 。

こんばんは!仙台のサリーです。


利佳ちゃん

ペルセウス座流星群のウェルネスの報告ありがとうございます。

私も、昨日(今日の未明?)の夜、星空を見上げていました。

仙台は昼間の暑さが嘘のように、夜は涼やかな風が吹き、

虫の音も秋の気配を感じさせます。

一つ一つの星の瞬きを見つめながら、「生命の流れ」をして、最後に深呼吸をすると、

星の流れを見ることができました。

利佳ちゃんの文章が私の体験に重なり、

一人で見上げた星空が、多くの人とのつながりを感じられ、とても嬉しくなりました。

神奈川と宮城、遠く離れていますが、星空は繋がっているのを実感しました。

今日もまだ、流星が見られるということなので、

今夜も星空を楽しみます!



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