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自然を楽しむ・自然から学ぶの記事一覧

イノッチファームでシェアリングネイチャー No.72 〈シソあれこれ〉(2020.07.02)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO72

〈シソあれこれ〉

毎年こぼれだねで畑のあちこちにシソが出る。

今年も草の中に赤いシソが目立つようになった。

が、なんかおかしい!確かに赤い葉なのだが、なんとなく青っぽい。隣のシソは青みの混ざらない深紅、葉は縮緬状。

どうやら交雑したらしい。お相手は、多分エゴマ。

前栽培したことがあり、毎年こぼれだねであちこちに出てくる。

そのエゴマと赤ジソが交雑したらしい。

調べてみるとシソ科の植物は盛んに交雑するとのこと。

あるサイトでは「シソ科は助平で油断するとどんどん交雑してしまう」とまで書いてあった。

本人にとっては子孫を残したいための戦略なのであって、"助平"扱いは心外だろうが、言い換えればそれほど柔軟性を持った生き方なのだ。

最近は西洋タンポポと関東タンポポの交雑も多くなったとのこと。

西洋タンポポに押され気味な在来種も、それなりに知恵をつけて生き残る術を探っているのだろう。

ちなみに、青ジソはどうかと調べてみると、見た目は何も変わらないのに、裏が赤っぽくなっている青ジソの株があった(右)。

これは赤ジソとの交雑かもしれない。

みんな生きることに必死なのだ。

彼らにとって、"純血"を守ることよりも"シソ科"という大枠での仲間を守ることを優先した結果なのかもしれない。

さて、人間世界はどうだろうか?

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/7/2]

おはようございます。利佳です。

昨夜は大雨の帯がこの辺りを通り抜けていきました。

豪雨被害が出ていないといいのですが。

打って変わって、今朝は晴れています。

洗濯物を干そうとサンダルを履いたら、中にまだ雨水が残っていて、足がヒヤッ。

空は気持ちのいい青空。遠くの山がくっきり見えます。

風はさわやか。夏の朝のようです。

昨日の暴風雨で、トマトの支柱が傾いていました。

やっと咲いたグラジオラスの茎が折れて、花が下を向いています。

復旧作業をしながら<呼吸数えのメディテーション>

庭の生き物たちのささやきが聞こえてくるような気がしました。

「すごかったね。」「がんばったね。」「今日はいいお天気で気持ちがいいね。」

自然への畏敬の念、今ここにいることを感じました。

今日もさわやかに頑張ろう!

トンボがスーッと目の前を横切りました。

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わんちゃんと一緒に~ Let's enjoy Sharing Nature Wellness Time!!

☆今日のエクササイズ

『生命の流れ』

Withコロナな時代!

コロナ禍と評し、人間社会の様々な弱点が浮き彫りになりましたが、

忘れがちな美点を見逃さず心に刻みましたか。...(・・?

例えば。...空気が爽やか!空気がおいしい!

人間という生き物が、巣籠すると、大気が綺麗になる!

☆時間の流れを体内時計に刻みましょう。

☆天使の梯子~光さす太陽の暖かさを感じ、美しい空の色を眺めましょう。

☆風の音、風が運ぶ匂い、頬を撫でる風の心地よい感触を覚えましょう。

☆ ゆっくりと流れる雲に、自分の呼吸を合わせてみませんか?

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 森が息を吐く時、私は息を吸い込む。 

私が息を吐く時、森は息を吸い込む。

私たちは与えることで受け取り、

  私たちは受け取ることで与える。  

            メリッサ・クリーグ 

お陰様で、今日も新鮮な空気を吸うことができます。

ありがとう。アリが10。

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<シェアリングネイチャーウェルネス>
https://www.naturegame.or.jp/about_us/action/snw/

<ハッピーラッキーネイチャープロジェクト>https://www.naturegame.or.jp/about_us/action/happylucky/

長崎県シェアリングネイチャー協会  mail@ng-n.jp



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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.71〈ハムシの仲間〉(2020.07.01)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO71

〈ハムシの仲間〉

サツマイモの苗を切っていたら、何かが目に留まった。

目に留まったということは、"不思議なもの""美なるもの""驚嘆するもの"、つまり日常的には目にしない何かがあると瞬時のうちに判断したからだ。

この場合は、赤っぽく光沢のある"タマムシ"に似た虫がそれだった。

今まで見たことのない虫だった。1cm足らずの大きさだがその美しさに全神経が集中し胸が高鳴る。

体の様子からてっきりコガネムシの仲間と思っていたらなんとハムシの仲間で"アカガネサルハムシ"という名だった。

あのにっくきハムシの仲間とは!

ハムシと聞いて少し評価が下がり、初めて出会ったときのあの"ときめき"は少し冷めた。(勝手なもんだ)。

調べるとブドウの葉も食べるということで、すぐ近くに植えてあるブドウ目当てに飛来してきたのだろう。

下は"ウリハムシ"。

名前の通り、カボチャやズッキーニ、キュウリなどウリの仲間に大軍で押し寄せ葉を食い荒らし、場合によっては生育不良にしてしまう。

彼らのせいで、カボチャ苗の3割く らいがダメになってしまった。

マリーゴールドやナスタチューム、ネギなどをそばに植えたがほとんど効果なし。

虫取り網でとってもとっても湧いてくる。

体の色が違うだけでこうも異なる待遇、まさか一番の天敵が人間だったとは!

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/7/1]

おはようございます。利佳です。

昨日はものすごい雨。
とある半島のとある海岸に来ています。

前線の影響で風も強く、高波が押し寄せています。
砂浜で〈深呼吸〉いつも家の周りでしているのとは、全然違う空気が入ってきます??
潮の香り、ミネラルを感じる湿り気。
砂まじりの潮風。
あー、何ヶ月ぶりかの海。
体が塩で溶けていくようです。

ドドーンとくり返される波の音を聞きながら〈感覚の輪〉
手前の砂つぶから波打ち際の湿った砂、小波、大波、岬の先の松の木、さらに遠く太平
洋まで心が広がっていきます。
風に乗ってゆっくり戻ってくると、空を飛ぶトンビに出会いました

すっかりリフレッシュ!
今日の雨予報も大丈夫、楽しみます。

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1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/6/30]

おはようございます。利佳です。



今日は低気圧や前線の影響で広く雨となり、西日本や東日本では非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

と天気予報のお姉さんが言っていました。

雨の続くところでは土砂災害や浸水が心配です。


今のところ、うちの上空は厚い雲に覆われてはいますが、まだ雨は落ちてきていません。

でも<深呼吸>をすると湿った空気が、体の中に入り込みます。

庭を歩きながら〈呼吸数えのメディテーション〉


アサガオの花が咲きました。曇り空の下では花びらが開ききっていないようですが、それもまたいい感じです。

紫陽花は次から次へと色を変えながらまだ美しさを楽しませてくれています。

カキの実がだんだん大きくなっています。このまま美味しいカキになってね。

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ほほにフワッと冷たいものが。

細かい雨が降り出したようです。

天気予報通り、大雨に気を付けましょう。


1日1回シェアリングネイチャーウェルネス[2020/6/29]

おはようございます。利佳です。


週の始め、今日は梅雨の晴れ間になるそうです。

洗濯をいっぱいして干しました。

ムシムシ暑いのは嫌だけれど、お日様が照って洗濯物がカラッと乾くのは大歓迎。


いつものように朝の空気を吸って 深呼吸。

空を見ると、東の下の方は雲はなく、白く光っています。

だんだん目を上空の方に移していくと、白い雲、灰色の雲、黒い雲と雲の色が変わっていくのが見られました。

モクモクしている雲、スーッと平面のような雲、雲の形も様々です。

雲を触ることができたら、あの雲はフワフワ、その先の灰色の雲はちょっとザラザラしているかも。

あの黒い雲は意外とスベスベして冷たいかも。

雲の中で〈ピースウォーク〉しばらくモクモク感を楽しみました。


丸い雲の切れ間がキラッと光りました。

龍の目のようでドキッとしましたが、ていねいに龍神様にご挨拶をして、私は地面を歩いて家に帰りました。


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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.70〈キアゲハの幼虫その2〉(2020.06.29)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO70

〈キアゲハの幼虫その2〉

ニンジンの草をむしっていたらキアゲハの幼虫が隠れていた(いや、食事中?)。

一匹は鳥の糞から少し出世して幼虫らしくなった個体で、もう一匹は終齢幼虫か?

5 月にパセリにたかっていた幼虫はとうに羽化して何度か遊びに来ていた(と思いたい)。

キアゲハの食草は"せり科"なので、パセリ以外でもOK!

上の幼虫はニンジンの葉に、下の幼虫は三つ葉の葉にたかっていた。

三つ葉の方はよく見たら 3 匹もいた。

そのつもりで探せばすぐに見つかるのだが、パッと見ではなかなか見つからない。
幼虫→さなぎ→成虫へと変態していく過程であの見事な羽の設計図はどこにどうやって隠されているのだろうか?不思議でならない。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.69〈ついに見たぞ、肉団子!〉(2020.06.28)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO69

〈ついに見たぞ、肉団子!〉

NO65 で紹介したキャベツに、アオムシが見られなくなった。

そんなに一度にさなぎになるはずはない。何か事件性の匂いが???。と、首をひねっているとアシナガバチが周辺を飛び回っている。

"もしや!"と、ハチの動向を見ていると、キャベツの周りを飛びながら盛んに葉の裏に回ったり中にもぐりこんだりしている。

さらに観察を続けるとついにそれを見たのだ!

肉団子をくわえている瞬間を!

スズメバチやアシナガバチなどハチの仲間は獲物を捕えると幼虫が食べやすいように「肉団子」にすると言う。

知識としては知っていたがその現場を見たのは初めてだ。

なんとかカメラに収めようとハチの動く後を追ってそっと近づく。

マクロ機能にして少しずつ少しずつ、もっと近くもっと近く、、、。

しかし相手はハチ、最悪の状況を想定しつつギリギリまで寄ってシャッターを押す。

今まさに捕えたアオムシを肉団子にしている瞬間だった。

「ハチは怖い生き物」として巣ごと駆除の対象になってしまうが、どっこい、農家にとっては益虫なのだ。ハチさん、ありがとう!

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