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スタッフブログ

自然を楽しむ・自然から学ぶの記事一覧

わんちゃんと一緒に~Let's Sharing Nature!~(^^♪

今日の Natur game~『森の色合わせ』

自然の中にある様々な色を探しましょう。

一口に緑といっても 実に様々な色がありますね。

自然の中は様々な色で満ち溢れていますね!

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.68〈ラベンダーの季節〉(2020.06.26)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO68

〈ラベンダーの季節〉

キキョウに続きラベンダーも咲き出した。

そばに行って葉っぱに触れると特有の清涼感あふれる香りが鼻孔をくすぐる。

キキョウと違って一つ一つの花は小さくあまり存在感はない。
唇の形をしたシソ科特有の咲き方だ。
が、まとまると俄然鮮やかな色彩が目を惹き、広大なラベンダー畑で風になびくさまはさながら大海原での天女の舞。

我が家のラベンダーはたった一輪だが、それでも直径 200 cm近い株立ちとなりそれなりの風情を醸し出し
ている。

虫たちにもこの匂いが分かるのだろうか、ミツバチやシジミチョウも花から花へとせわしなく飛び回り盛んに吸蜜している。

食べ放題飲み放題のラベンダーレストランは虫たちで大賑わいだ。

よっぽど美味しいのかカメラが近づいてもご覧の通り、夢中で食事に専念。

そんなに美味しいなら指をくわえて見ていることはない、こちらもハーブティーでいただきましょう。

コップに花のついた穂先を数本入れ沸かしたお湯を注ぐ。

瞬間、あたりのよどんだ空気が一掃され、鼻の中から香りの粒子が入り込んでくる。
アア、シアワセナヒトトキ・・・。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.66〈小麦茶を作ってみた〉(2020.06.24)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO66

〈小麦茶を作ってみた〉

麦を収穫し来年用のタネも少し残してあとは鳥やネズミの餌用にと刈り取って放置した。
元々小麦粉として使う予定はなく、あくまでも"麦が風になびくのを見たい"から栽培を始めたものなのだ。
今年で4年目になり、望み通り毎年タネを蒔いたあちこちで気持ちよく麦の穂が揺れている。
しかし待てよ、いくら鳥やネズミの餌になるからと言って、せっかく実った麦を食用にせず、捨ててしまうのはいかがなものか?
SDGsに取り組む身としてはいささかの後ろめたさが残る。
そこで、考えたのが、"小麦茶"だ。
ネット検索してみると、小麦でお茶を作ったレシピが載っていたので早速やってみた。
まず、一掴みの小麦を洗って天日干し。そのあとはフライパンで乾煎りする。
2~3分でパチパチというはぜる音が聞こえ出し香ばしい匂いもしてきた。
まるでコーヒーを煎ってるようで期待が高まる。
計10分ほど煎ったあと、飯盒に入れて煮る。
時間は5~6分だろうか、蓋を取る前に噴き出したので火を止めた。
飯盒の中をこわごわ覗いてみると、焦げ茶色のそれらしい色に染まった液体が熱々の湯気を上げている。
そして、試飲・・・。麦茶用の大麦と違って少し苦みがあり多少の違和感もあるが、まずくはない。
小麦の量、水の量、煎り加減、煮だし時間を改善すればもっと美味しくなるはず。
やってみる価値はありそうだ。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.67〈キキョウ咲く〉(2020.06.25)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO67

〈キキョウ咲く〉

「好きな花は?」と聞かれたら躊躇なく(あっ、この言葉最近よく使われていて何となく薄っぺらに感じてしまう)"キキョウ"と答える。
どこが好きかと問われても、確とした根拠はない。
しいて言えば"色"かもしれないが、似たような色の花はいくらでもある。
理由はどうでもいい、好きなものは好きなのだ。
そのキキョウが畑で咲き出した。まだ一輪だが、その存在は際立つ。
昔は吉凶を占う花として使われていたということで、吉凶から桔梗へ転じたらしい。
花弁の頂点を結べば見事な正五角形となる。蕾の段階で見るとその精巧さが分かる。
それにしてもこの蕾、開く時に"ポンッ"と音がすると言われているが、本当だろうか?
順番からすると五角形の中心が割れたのちに筋に沿って少しずつ切れ込みが入っていくのだろうと想像できるのだが、果たして真偽のほどは?
秋の七草に数えられるキキョウ、梅雨空に咲く一服の清涼剤、そし畑の妖精!

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.65〈うまいキャベツだぜ!〉(2020.06.23)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO65

〈うまいキャベツだぜ!〉

「WAO~、卵から出てきたら目の前に旨そうなキャベツ、食い放題じゃないか!こりゃ天国だ!」

「おおっ、みんな食いっぷりがいいな、オレも今のうちにどんどん食わないとなくなっちゃうぞ」

「聞くところによると、この畑のオーナーは農薬使ってないそうだ。これなら俺たち子どもも安心してバリバリ食えるぞ。オレたちゃ寿命が短いんだから、食える時にどんどん食って、早く大人になって卵を産まないと・・・。」

「あのさぁ、オーナーさん最近畑に来ないけどどうやら腰痛めたらしいぞ」

「おおっ、そりゃ朗報だ(^O^)!みんな今のうちに食いつぶしちゃおうぜ。」

「さぁ、今日は宴会だ~、みんな食え食え、食って食って食いまくれ~!」

3日ぶりに畑に行くと、せっかく育てたキャベツがこのありさま。

虫よけネットをかぶせていたのだが大きくなったキャベツが窮屈そうなので外したのだ。

虫が来るまでには収穫できるだろうと高をくくっていたらこの始末。

「すみません、外の葉っぱは食べてもいいけど中心の葉っぱは残してね。」

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.64〈ナスの棘〉(2020.06.20)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO64

〈ナスの棘〉

ナスの花が咲き実がなり始めた。

買った苗なので収穫時期も早い。

タネを蒔いたナスはまだ10センチ程度だ。

ナスの旬はまだまだ先、真夏の炎天下、ギラギラする太陽を浴びた本物のナスの味を楽しみに待とう。

さて、そのナスだが、収穫する際何度も痛い目にあっている。

ヘタに棘があるのだ。分かっているがついつい忘れて"痛っ!"となる。

スーパーでナスを買ったことがないので分からないが、棘がついたままで売っているのだろうか?

ナスに限らず、棘のある植物は外敵からの攻撃に備えて体に棘を持つ。

"オラオラ、俺に近づくと痛い目に合うよ、さっさと消えちまいな!"。

そんな声が聞こえてきそうだ。

が、ここで疑問が・・・。

もし、外敵からの攻撃に備えるならなぜヘタではなく実に棘を持たないのだろうか?

そもそもヘタ部分に棘を持っても虫はそんなところに寄り付かない。

直に実にたかるはずだからヘタに棘があっても一向に構わない。

サボテンを見れば分かるが全身棘だらけだ。あのくらいびっしりと棘があれば誰も寄り付かない。

ひょっとしたら原種のナスにはもっと棘があったのだろうか?何度も何度も品種改良した結果、人間に都合のいいように今の形になったのかもしれない。

そういえば、"ワルナスビ"という草は全身棘だらけで草取りするのに難儀する。

でも偉いのは品種改良されたナスでも己に棘があることは忘れていないし、きちんと棘の存在を明らかにしている。

正々堂々と!

人はどうか?己はどうか?

隠し持った棘を、その存在すら自覚しないまま時々、あるいは頻繁に人や物をグサリと刺しているのではないだろうか!?

柔らかく、プニプニした肉の内側に、実は人の心に激痛を与えてしまうほどの棘を隠し持っていることを忘れないでいたい。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.63〈雨の畑で考えたこと〉(2020.06.19)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO63

〈雨の畑で考えたこと〉

雨で畑仕事ができないので、今日は小屋で読書。

家でもいいが、"雨音"聞きながら本を読みたかった。

昨今の家は気密性が高いので多少の雨では音が聞こえない。

昔のように、トタン屋根を打つ心地よい雨音を聞きにわざわざ雨の畑に行った。

今、「はじめての大拙」(大熊玄)という本を読んでいる。

一度読んだが気になって何度もジックリと読み返している箇所がある。

『言語は記号にすぎず、もの自体ではあり得ない。ところが、お互いの意思の伝達のためにわれわれが作り出したこの言語はあまりに便利なので、われわれはともすると、それを実在と取り違えかねない』

『われわれはあまりに言葉と論理の奴隷である』

『言葉が事実と附合しなくなった時、それは言葉を捨てて事実に帰る時である』

「ヘクソカズラ」「ハキダメギク」「ショウベンノキ」「ドクダミ」・・・。

言葉が先にあるとそのマイナスイメージが先行して事実を見るはずの"目"がとたんに言葉の下部となってしまう。

目の前の"事実"を見ずに、"言葉"で知った気になってしまうと本当に大事なことを見失ってしまう。

今まで生きてきた68年間、そんな失態は数知れずあったに違いない。

1歳の孫は、積み木も牛乳パックもスマホも時計も乾電池も石や砂さえもなんでも口に入れる。

そうやって初めて出会う身の回りの"事実"を全身で感じ確かめていた。なんの先入観もないから事実を事実として受け入れることができる。

かのレイチェル・カーソンは、センス・オブ・ワンダーの中で「知ることは感じることの半分も重要ではない」と言っていた。

まだこれからでも遅くはない、1歳の孫に倣って、目の前の"事実"を先入観なしで確かめてみようと思う。

「鳥と野鳥図鑑とが一致しない時はいつも鳥の方を信じること」(バードウオッチャーの諺)

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.62〈アリさんパニック〉(2020.06.17)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO62

〈アリさんパニック〉

ジャガイモを掘っていたら突然アリの大群が土の中から湧いてきた。

いやいや、アリからしてみれば暗い土の中でせっせと働いていたら突然白日の下に放り出された感じで、まさに青天のへきれき!

何百匹という数のアリが右往左往してパニック状態になった。

黒い働きアリばかりに目が行ったが白っぽいさなぎと思われるものや羽化したてと思われるものもいた。

ほとんどのアリが何をどうしていいか分からずただただあっちに行ったりこっちに来たりしているが、中には口にくわえて大急ぎで卵(またはさなぎ)を土の中に運び込もうとしている律儀なアリもいる(そう言えば8割のアリは働かないという本があった)。

写真を撮っているとカメラや手に数匹のアリがたかっている。

いったいどうやって来たのだ!

小さいのに動きが速い、加えて数が多いので払いのけるのに手間取る。

見える畑の表面にもいろいろな生き物がいるが、土の下には一体どれだけの生き物がいるのだろうか?

小さな畑であっても、多様性に富んだ何千何万という生き物が棲み続けられるということは、その生き物にとっての楽園になるはずだ。

アリやダンゴムシやミミズが生き続けられる大地は人間にとっても生き続けられる大地であることを意味する。

SDGsの15番目のゴール、「陸の豊かさも守ろう」はこんな身近な畑の環境からでも取り組める。

そう思うと土の中から突然地上に放り出されたアリさんたちは、"地球防衛隊"の最前線で戦う勇壮な戦士に見えてくる。

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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.60〈雨もまた楽し〉(2020.06.15)

イノッチファームでシェアリングネイチャー NO60

〈雨もまた楽し〉

梅雨に入り、なかなか畑仕事ができない。

毎日捨てに行ってる"生ゴミ"もたまる一方!

作業はできないが畑に行くのは日課なので、雨の合間を縫ってぐるっと見回ってみた。

雨が止んだチョットの間、ナガメがダイコンの葉を食べあさっていた。

ダンゴムシは何やら口にくわえてウロウロ歩き回っている。

クサグモの巣には雨粒がビッシリ付いていてこれではエサは引っかからないだろう。

鮮やかな黄色い服を着たカタバミは仲間たちとその色を競っているかのよう。

そして極めつけはこの時期の主役ツユクサ。

曇天の下、その透き通るような淡いブルーは一点の翳りもなくその存在を知らしめる。

3種類の黄色いおしべはまるでトロンボーンのようで花弁の後ろから三角帽子を被った小人さんが出てきそうだ。

ウン?よく見るとなにやら小人の足が2本覗いているゾ!今気が付いた!

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