スタッフブログ
イノッチファームでシェアリングネイチャー No.56〈黄色いお客さん〉(2020.06.06)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO56
〈黄色いお客さん〉
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.55〈栗の雌花〉(2020.06.05)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO55
〈栗の雌花〉
栗の花が咲き始めた。
白くてモフモフの花が風に揺れるさまはまさに初夏の風物詩。
ところが、この花の匂いが嫌いだという人が案外多い。
人それぞれだから別に構わないが私は嫌いではない。
さて、この栗の花、白くてゆらゆら揺れているのは全て雄花だということだが、では雌花はどこにあるのか?
栗になるのは一体どこに???
今まで雌花の存在など気にも留めてなかったし、イガイガのついた"栗"の状態にまでなった時に初めて、「今年はいっぱい生ってるな~」と気づくにとどまっていた。
好奇心がうごめき始め雌花探しが始まる。雄花のフサフサを丹念に調べるがそれらしきものは見つからない。
一つ一つ観察してみてもみな同じような姿かたちをしている。
「おかしいな、どこにあるんだろう」と、さらにあちこちの雄花周辺を探してみたら・・・。
雄花の付け根付近にポツンと独立した雌花が見つかった。
雄花の割に雌花は極端に少ない。
が、これも確実に子孫を残すための戦略なのだろう。
これからどんな風に"栗"になっていくのか、楽しみだ。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.54〈今日の畑メシ〉(2020.06.04)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO54
〈今日の畑メシ〉
今日は天気も良く、たまっている作業もあったので畑でお昼ご飯を食べることにした。
メニューは残り物の混ぜご飯、カブの酢の物、スープ、納豆、ヨーグルト、それにその場で収穫したサンチュ、ダイコンの葉、ルッコラ、イチゴ、咲いたばかりのナスタチュームの花のサラダ。
わずか5分前までそこにあった野菜類は新鮮そのもの!
ルッコラの風味、ピリッとしたナスタチュームの花は絶品!
ダイコンの葉は葉を食べる用に改良されたものなので、柔らかくてサラダでも十分にいける。
サンチュは中心部分の柔らかいところを取ったので、これもふんわりと柔らかく、それでいて適度に歯ごたえがある。
イチゴはそろそろ終わりなのだが、完熟したものがポツポツ収穫できるので、デザート代わりの甘味になる。
鳥の声、風のささやき、流れる雲、初夏の太陽・・・。これぞまさに外食!
贅沢な時間を独り占めする。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.53〈犯人は誰だ?!〉(2020.06.02)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO53
〈犯人は誰だ?!〉
謎が解決しないまま翌朝畑に行ってみると・・・・。
偶然にもその"現場"に遭遇したのだ。
そこにいたのは数羽のスズメ。
脅さないように車の中から観察していると、とんでもない出来事が起こった。
スズメが麦の穂先に止まる→すると重みで倒れる→その時麦につかまったままでいるとスズメと一緒に地面に穂先が着く→地面に着いたら足で穂先を押さえながら麦を食べる。
スズメといえどもそれなりの重さがあるので、麦につかまったままでは倒れてしまい、食べられない。
そこで、自分の重さを利用して地面までつかまったまま倒し、そこでエサにありつくという寸法なのだ。
ハトにはそこまでの知恵はないのでスズメのおこぼれを頂戴している。
これにはおしり探偵も脱帽だ!
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.52〈ご馳走が降ってきた!〉(2020.06.01)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO52
〈ご馳走が降ってきた!〉
「いや~久しぶりのごちそうだな♪」
「この時期は時々こうやって間抜けなイモムシが落ちてくるから、らくちんだよね!(^^)!」
「これだけの大物なら子ども たちにも腹いっぱい食べさせられるね( ^O^)」
「こいつまだ生きているから結構暴れるぞ、絶対逃がすなよ(^-^;」
「任せとけって、4人(匹)いれば逃げられるもんか」
「おいおい、お前どこにいるんだよ!イモムシの上に乗っかってたら重くなるだろ!」
「いや~、ごめんごめん。あまりに新鮮で旨そうだからさ、チョットかじってみたくなったんだよ(^O^) 」
「あのさ~、俺たち働きアリは餌を見つけて運ぶ使命があるんだから、しっかり役割を果たしてくれよ!!」
「お言葉ですが私たちは一応メスなので"オレ達"はナシにしてくださいね」
「・・・・・」
「おっ、こいつ頭持ち上げて暴れ出したぞ、逃げられないように大あごでしっかり食いついとけよ!」
「急げ急げ、もたもたしてるとスズメやムクドリに見つかってせっかくの大物を横取りされちまうぞ! 」
「おい、1人(匹)いなくなったぞ!」
「しょうがないよ、"1割のアリは働かなくて働かないことにも意味がある"なんていう研究もあるんだからほっとけほっとけ、それより早く巣まで運ばなくち
ゃ!」 。
じっと見ていたらアリの会話が聞こえてきました。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.51〈ネキリムシ〉(2020.05.30)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO51
〈ネキリムシ〉
草取りをしていたら倒れてしなびかけたニンジンの苗が数本見つかった。
ここまで育ったのに、根元からスパッと切られてあとは枯れるのを待つだけ。
犯人は分かっている。
切られた苗の根元を少し掘ってみるとヤツが出てくる。
"ネキリムシ(根切虫)"だ。
昼間は土の中にもぐっているが、夜になると地表に出てきて地際の茎を食いちぎってしまう。
キャベツの苗もササゲの苗もかなりの被害にあった。
鳥や虫からの被害はネットをかけたり忌避素材を設置したりすれば何とか防げるが、土の下にいるネキリムシはどこに潜んでいるか分からないので手の施しようがない。
農薬で比較的簡単に防除できるのだが、ここはグッと耐えるしかない。
何か対策はないかと調べてみたら、「ネキリムシは何でも食べるので、苗が大きくなるまで周りの草をむしらないでおくといい」とあった。
コロナで行くところがなく毎日畑通いをしていたので例年よりこまめに草をむしっていたが、皮肉なことにそれが一因だったのかもしれない。
ネキリムシはニンジンでなくても食べる草があればそれでいいのだ。
本来生えているはずの草をきれいにむしってしまったため、食べるものがなくなったネキリムシはニンジンの苗を食べただけ。
う~ん、自然界のバランスを保ちながらの野菜作りは奥が深い!
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.50〈毛虫・イモムシの季節〉(2020.05.28)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO50
〈毛虫・イモムシの季節〉
畑のそこここに毛虫やイモムシが見られるようになった。
野菜の葉を食べられるのは困るが、大した被害にはならないので大目に見ている。
これらの幼虫は子育て中の野鳥たち始め、肉食系の生き物になくてはならない御馳走!
放っておいても適度に間引かれる。殺虫剤をまかずともいよいよの時は手で処分すればいい。農薬で「沈黙の春」にはしたくない。
春から夏にかけて大量の毛虫・イモムシが大発生するがそのほとんどは他の生き物の餌になってしまう。
何十何百と産卵し、孵化しても成虫になる頃には元の親の数程度しか残らない。
そうやって自然界の生き物はうまくバランスをとって生きている。
何かの拍子にそのバランスが崩れると、〇〇が大量発生!となり、人の生活をも脅かされることになる。
イモムシも毛虫もあまり歓迎されない生き物だし、場合によっては毒針で痛い思いをすることもあるが、それはあくまでも人から見た評価でイモムシも毛虫もただ彼らの生を全うしているに過ぎない。
害虫,害鳥、害獣、、、どれも人間が勝手に下した人間サイドの見方。
最も恐ろしい天敵である人間の目をかいくぐりながら彼らは必死で生きているのだ。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.49〈アリとアブラムシ〉(2020.05.27)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO49
〈アリとアブラムシ〉
畑のクリの木に黒いアブラムシがいっぱいたかっていた。
そこに、1匹のアリがせわしなく動き回っていた。
アリとアブラムシは共生関係にあることは知っていたが、本当に共生しているのか確認したことはない。
今日は、カメラを向けながらじっくり観察してみた。
アブラムシはアリのように動き回ることはなく、ほとんどその場でじっとしている感じだった。
よく見ているとどうやらクリの木から汁を吸っているようだ。
アリは行ったり来たりでとに角落ち着きがない。
肉眼ではハッキリ分からないが、どうやらあの、"お尻をつつく"ような仕草に見える。
撮った写真を見てみると、アブラムシのお尻から甘い(だろう)汁が出ているのが見えた。
アリはこの汁を目当てにアブラムシにまとわりついていたのだ。
近くにテントウムシはいなかったので、アリが追い払う様子は見られなかったが、自然界の共生関係を目の当たりにすることができた。
人間もいろんな生き物に生かされているが、お世話になっているたくさんの生き物に見返りとして何かしているのだろうか?
"搾取"という言葉がチラリと頭をよぎった。
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イノッチファームでシェアリングネイチャー No.48〈麦の秋〉(2020.05.25)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO48
〈麦の秋〉
麦が風に揺れるさまが大好きで、ただそれだけで麦を育てている。
子どものころ、麦畑が広がる中で育ったせいか無性に麦を見たくなり畑の隅っこに麦のタネを蒔いたのが3年前。
それ以来、麦を蒔き毎年この時期が来るのを楽しみにしている。
麦も陸稲も主食だったので、麦を見ると豊かな気持ちになれるし、麦畑とヒバリの巣がリンクするので、ヒバリが鳴けば自然と麦畑を思い浮かべもする。
中島みゆきに"麦の歌"があり、♪なつかしい人々、なつかしい風景・・・・♪とあるが、麦を見るとあっと言う間に子ども時代の自分に戻れ、懐かしい人々や懐かしい風景が目の前に広がる。
"麦の秋"とは初夏の季語。
11月下旬に蒔いた種は冬の寒さに耐えようやくこの時期に結実を迎える。
そういえば冬の寒いなか麦踏みをしたことを思い出した。
踏まれることで分げつ(株が分かれる)し、霜にも強くなる。
踏まれることで強くなる麦、その逞しさ力強さに惹かれるのかもしれない。
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