スタッフブログ
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-154〈三日空けると・・・〉(2021.6.14)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-154
〈三日空けると・・・〉
先週金曜日から日曜日までネイチャーゲームの講座があり三日間家を空けた。つまり、三日間畑に行かなかった。今朝畑に行ってみると、確か花が咲いたばかりだったはずのキューリが、もうここまで大きくなっていた。ナスもまだまだ小さかったのに食べ頃になっている。そして、サツマイモの苗床では、床いっぱいに葉が生い茂り枠からはみ出していた。このところ真夏日に近い日が続いたので、夏野菜がグングン成長し、三日も空けると"あらら~"となってしまう。
特にビックリするのはズッキーニだ。以前も紹介したが、葉っぱの陰に隠れて見逃していたものがググーンと大きくなって、ふんぞり返っていた。普通サイズと比べるとこんなにも大きい。持ち帰って計ってみたら、普通サイズは220g、ビッグサイズは1kgの秤では計れず別の秤で計った。なんと、1,320gもあった。チョイ6倍近い重さだ。これだけ大きくても柔らかく勿論味も変わらない。が、とてもとても一度や二度では食べきれない。結局畑の土になってしまうのだが農家あるあるの話だ。今日から梅雨入り、高温多湿で益々植物が延びる時期。「雨だから」なんてさぼっていると野菜も草も手に負えなくなる。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.14 NO152-154 三日空けると・・・.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-153〈ドクダミの虫よけ〉(2021.6.11)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-153
〈ドクダミの虫よけ〉
ドクダミの虫よけを作ってみた。花が咲くこの時期が一番いいと聞いたので6月2日、畑の近くで咲いていたドクダミをしこたま取ってきた。花だけを漬ける人もいるらしいがレシピでは花も葉も全部入れて大丈夫とあったので、手抜き法でやることにした。梅酒用の瓶にドクダミを入れ1.8lのホワイトリカーを注ぎ込んだ。が、材料が多すぎたのか、アルコールが足りない。すぐに900mlのホワイトリカーを買いに行き追加投入した。1週間もすれば使えるというので、10日後の今日早速容器に移してシュシュッと腕にかけてみた。ドクダミのあの匂いは全くせず、なにか爽やかな匂いさえする。明日から屋外での実習があるので早速試してみようと思う。これで効き目があればドクダミの見方も変わる。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.11 NO152-153 どくだみの虫よけ.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-152〈コウゾの実〉(2021.6.10)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-152
〈コウゾの実〉
コウゾの木がオレンジ色の実をつけて風に揺れていた。毎年同じ場所で見られるので、「ああ、今年もコウゾの実が生りだす季節になったんだな~」と、時の流れの速さをしみじみと感じる。コウゾの実は食べられる。甘くておいしいのだが、雄しべの花糸が口の中に残り少しざらつく。なので、2~3粒食べれば十分だ。見た目はキイチゴのようだが、酸味と甘みのバランスが程よいキイチゴには叶わない。甘さは合格点だが、口に残るざらつき感は大きなマイナス要因だ。だが、山歩きをしている時にこの実に出くわしたら、迷わず口に入れる。同じ仲間の桑の実とは見た目も味も異なるが、これはこれでよしとしよう。いろんな味があるからこそそれを好む鳥や虫たちのエサになり、タネの散布に役立っている。別に人間が食べて旨いかまずいかはどうでもいいことなのだ。
コウゾは、ミツマタと同じ和紙の原料になると、昔どこかで習った覚えがある。だが、コウゾのどの部分をどう使って和紙にするのかまでは知らない。数年前、小国(新潟)の 和紙工房でコウゾから繊維を取り出し和紙にするまでの行程を見た時、"なるほど、そうだったのか"と納得した。和紙は結構いい値段がするが、作業工程を見ると高くて当たり前と思う。安価な商品についつい目が向いてしまうが、和紙に限らず本当にいいものはそれだけ手間暇がかかっているのだ。赤い実の少し口に残るざらつき感が、"安易に安物に流れるなよ"と戒めているかのようだった。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.10 NO152-152 コウゾの実.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-151〈不思議な不思議な・・・・〉(2021.6.9)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-151
〈不思議な不思議な・・・・〉
畑で何とも不思議なクモを見つけた。干しておいた手袋に付いていて、ゴミかと思って払いのけようとしたら動いたのでビックリ!逃げずに手袋に付いたままだったのでカップに入れて観察することにした。だが、ずっと固まったままで全貌が分からない。無理やりカップを振ったらようやく足を出した。足も8本あるしクモであることは間違いない。が、またすぐに長い足を器用に折り畳み固まってしまった。名前を調べてみようとポケットタイプのクモ図鑑で調べたがどこにも載ってない。パソコンでもいろんなキーワードで検索したが出てこない。仕方なく、横沢入り観察会でお世話になっているSさんに画像を送り、調べていただいた。返ってきたメールには"ゲホウグモ"とあった。確認のため、クモに詳しいKさんにもお聞きしたとのことでゲホウグモに間違いなかった。ゲホウグモ、何とも奇妙な名前で、漢字で調べたら"外法蜘蛛"。初めて聞く"外法"とは何かと調べたら、1:仏法以外の教え、異教 2:髑髏(どくろ)を用いて行う妖術 3:髑髏とあった。足を折り畳んだ格好が髑髏に似ているところからの命名らしい。固まった大きさはせいぜい1センチほど。こんな色、形でいたらまず気づくことはない完璧な擬態だ。それまではクモなどには無関心だったが、観察会でその不思議な生態や生き様を知るにつけ、同じ地球上の住人として関心を持つようになった。そのお陰で今回の発見につながった。そもそも、無農薬で野菜を育てていれば害虫退治でクモのお世話になっているのだ。もっともっと、"お近づき"になってもいい。このゲホウグモ、夜に張った網は翌朝回収するという習性があるとのこと。張った網と回収作業を是非見てみたいものだ。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.9 NO152-151 不思議な不思議な・・・・.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-150〈ネジバナ〉(2021.6.8)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-150
〈ネジバナ〉
ネジバナが目立つようになった。淡いピンク色の花は、小さいけれどその形状故にその気になればすぐに見つかる。きれいに刈り込まれた芝生の中や、背丈の低い草の中にスッと顔を出してゆらゆら揺れている。ラン科の花でよく見ればとっても可愛いのだが、なにしろ足元で踏んづけらけられてしまうほどの背丈なので、気づかない人もいる。その名の通りらせん状にクルクル回りながら花が咲いている面白い植物だ。たまたま見つけた2株は、右巻きと左巻きになっていて集団お見合いをしているようだった。
ではなぜこんな風にねじれて咲くのか?自分なりに仮設を立ててみた。
①いろんな方向に咲くことでバランスが保たれ、倒れにくくするため。▶PDF版をダウンロードする 2021.6.8 NO152-150 ネジバナ.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-149〈ズッキーニの収穫〉(2021.6.7)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-149
〈ズッキーニの収穫〉
防虫ネットをかけ、ウリハムシから完ぺきに防御したせいか、ズッキーニが収穫できるまでになった。今までは緑色のズッキーニだけを栽培していたが、去年山梨の道の駅で 黄色いズッキーニが売られていたのを見て、「よし、作ってみよう!」とタネを蒔いた。色、形、大きさはまるでバナナそっくり。少し、曲がっているのを1年生の孫に見せたら、"似てるけどバナナじゃないよね"と簡単に見抜かれてしまった。
ズッキーニは生長が早く、朝畑に行った時には、「まだ早いな」と思っていても、夕方帰る頃にはすっかり採り頃になっている。決して大げさではない。だから、2,3日畑に行かないともう手遅れ、丸太のようになったズッキーニがゴロンと寝転がっている。この黄色いズッキーニは果たしてどこまで大きくなるのか???。道の駅で売っていたのは、バナナよりも一回り小さかったような気がする。生長が早いので小さいうちから収穫してしまうのかもしれない。ネットをかけてないのでウリハムシが葉っぱにたかるが、これだけ大きくなればもう大丈夫だ。朝、散歩がてら畑に寄って人工受粉をする。こうすると確実に形のいいものができる。ズッキーニは油で軽く炒めチーズを乗せて溶かすだけの簡単料理が一番うまい。今月はズッキーニづくし、黄色は青物野菜に映えて食欲をそそる。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.4 NO152-149 ズッキーニの収穫.pdf
全国ネイチャーゲーム研究大会 from 神奈川
昨日、今日と開催されました、
「全国ネイチャーゲーム研究大会 from 神奈川」!
コロナの影響を受けて
初のオンラインでの開催となった大会が
無事に終了いたしました。
神奈川県シェアリングネイチャー協会のみなさま、
当初集合型での開催準備から、
ガラッと切り替えてでのオンライン開催、
大変なことが山のようにあったことと思います。
もし今年を集合にこだわっていたら、
緊急事態宣言&まん延防止等重点措置で、
とても開催できる状況ではありませんでした。
みなさまの大きな決断、そして、
たくさんの準備、試行錯誤、そして挑戦が、
全国の仲間が集う素晴らしい時間を
実現してくださいました。
また参加してくださった皆様も、
この新しいカタチの研究大会に、
集まっていただきありがとうございました。
いくら重ねても感謝の言葉が足りないので、まずはこの辺で・・・
では、集合写真をお届けです。
例年1枚のところが、今回はなんと3枚です!
素敵な笑顔をありがとうございます!
後日、動画視聴のご案内や、開催レポートなどは
あらためてお知らせさせていただきます。
待てない!という方は、雰囲気だけでもこちらで味わってみてください。
▶ http://site.wepage.com/kanagawa-naturegame/page2
来年度は「徳島」!
全国から大集合での開催予定です!
詳細情報をお楽しみに!
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-148〈花に会いに高尾山へ〉(2021.6.3)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-148
〈花に会いに高尾山へ〉
セッコクとイナモリソウを見に高尾山に行く。セッコクは数年前に6号路で見ているので場所は分かる。イナモリソウは露木先生にその存在を教えていただき、是非とも見たくなった花だ。どこにあるかは分からないが、事前の下調べでは6号路、3号路で見られるらしい。で、ルートは6号路から稲荷山~山頂~3号路とした。早朝の6号路は川沿いからの冷気が気持ちよく、パッチリ目が覚める。セッコクはすぐに見つかった。山道からはかなり離れているが、遠目からもすぐそれと分かった。サルオガセと共に杉の大木に着生している様はまるで深山にでもいるようだ。イナモリソウも6号路で偶然見つかった。初めて見たが予め図鑑で調べておいたので"これだ!"と確信が持てた。地面にへばりつくように、2センチほどの小さな花弁を広げていた。花弁の先は薄いピンクのフリルが入っていてカワイイ!長野から来たという方が高尾には3種類あることを教えてくれた。その一つ、3号路には"ホシザキイナモリソウ"がこもれびに当たってひっそり咲いていた。
早朝の高尾山、キビタキやサンコウチョウが鳴き、山頂ではアサギマダラの歓迎も受けた。会いたい花に出会え大満足!まだ残っていたキイチゴを食べ帰途についた。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.3 NO152-148 花に会いに高尾山へ.pdf
イノッチのシェアリングネイチャー No.152-147〈道草花〉(2021.6.2)
イノッチファームでシェアリングネイチャー NO152-147
〈道草花〉
道路わきにいろいろな草花が咲いている。いわゆる"雑草"と呼ばれている草花だが、一つ一つ見るとどれもとっても可愛い。雑草とひとくくりにして呼ぶのはとても失礼だ。なので、"道草花"と呼ぶことにした。いつもの散歩コースは季節が変わるごとに次々に道草花が見られる。他の草と競合しないようにちゃんと時期を選んで咲いているようだ。きらびやかな園芸種の花は端から観賞するだけの舞台の花だが、道草花はちょいとつまんで笛にしたり、腕輪にしたり、色水遊びやおままごとで遊んだりもできる身近な遊び仲間だ(ワルナスビはトゲがあるので要注意だが)。最近の子ども達はこの身近な道草花を遊び仲間として認識していないようだが、こんな素敵でカワイイ花たちを是非遊び仲間の一員に加えて欲しいと思う。寡黙で控えめで愛すべき道草花、益々散歩が楽しみになる。
▶PDF版をダウンロードする 2021.6.2 NO152-147 道草花.pdf
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