そのきっかけをくれたのはUFOでした。
お化けは苦手なんだけど、
ネッシーや古代文明、超能力など
サブカルチャー的な話題は大好きで
特に未知の知的生命体にはとても興味があり
彼らが乗っているUFOには憧れに近い思いがあり、
いつか見たいとずっと強く願っていました。
まあ強く願ったからと言って
ホイホイすぐに見れるというものでもないらしく
その願いは未だに叶えられていない。
ある日のこと
ミステリーを特集したTV番組に
「UFOをよく見る」という人が出ていた
そして、その人がこんなことを言ったのです。
衝撃でした。
なんでこんな当たり前のこと気づかなかったんだろうって
普段空なんか見上げてないよなって。
そりゃあUFO見れないよなって。
こんなきっかけから
空を意識するようになりました。
まず気づいたことは
街の中にもいろいろな空があること
遠い地平線につながるどこまでも広い空には出会えないけど
自分の部屋から見える建物に区切られたいびつな形の狭い空
職場の裏のちょっと高台になる場所から見える広い空
ビルとビルの谷間の路地から見える細長い空
地下から地上に向かう階段を登るにつれて、だんだんと形を変えて見えてくる空
そんな空と会うことができる。
どの空も個性的で
その時々で
青色だったり灰色だったり
雲を浮かべていたり
鳥が横切ったりと
そのときにしかない一瞬を楽しませてくれます。
大きく天候が崩れるタイミングでは
猛スピードで流れ行く迫力のある真っ黒な雲の行進や
稲光や雷鳴、風で激しく吹き飛んでいく木の葉
そして、雨上がりには虹のご褒美を見せてくれることもある。
そんな地球規模のドラマを
見せてくれるのが空
見上げれば誰の頭の上にも
必ずあるのが空
手は届かないけれど
もっとも身近にある自然
それが空
そんな風に思うようになった。
心がモヤモヤしている時
私は空を見上げることにしています。
わずかな時間でもかまわない。
まわりの音が邪魔な時は、
イヤホンをして
周りのノイズをシャットアウトするのも有効。