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SDGsネイチャーゲームセミナーBASICのご紹介!
2015年に国連で採択された「SDGs」の17ゴール。
2030年達成に向けて、世界が一丸となって取り組む共通目標です。
なんだか遠い世界の話と感じるかもしれませんが、実はわたしたち一人一人の暮らしとすべて結びつきがあります。
「SDGsネイチャーゲーム」でSDGsの実践法を学ぶワークショップのご紹介です!

SDGsネイチャーゲームとは?

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●「SDGs」とは?



SDGsとは、2015年国連で150カ国以上が参加し採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことで、「1.貧困をなくそう」や「4.ジェンダー平等を実現しよう」、「15.陸の豊かさも守ろう」など17の目標が設定されています。



●SDGsネイチャーゲームとは?



 

「ネイチャーゲーム」は、自然体験プログラムの1つで、170種類以上のアクティビティが存在します。

「見る・聞く・嗅ぐ・触る」といった感覚に着目し、楽しく自然に親むことができます。ネイチャーゲームの持つ大きな魅力の1つは、自然への見方が広がり、新たな視点が加わることだと思います。

また、ネイチャーゲームを体験する多くの人が「自分も自然の一部なんだ」と感じ、自然をより親しみのある存在として身近に感じるようになる効果があります。

そしてもう1つの大きな魅力は、アクティビティそれぞれが持つ「ねらい」をはずさないようにさえ気を配れば、シンプルな構成でアレンジがしやすいということです。

わたしたちは、ネイチャーゲームが持つこうした特徴を活かし、SDGsと自然や生きもの、身近な環境や日々の暮らしを結びつけられる活動として「SDGsネイチャーゲーム」を開発しています。

2019年10月に開催した

第1回のSDGsネイチャーゲームセミナーBASIC*の中で

体験していただいた

SDGsネイチャーゲームは、

◆〈ディスカバーウォーク〉

〈カモフラージュ〉

◆〈この人をさがせ〉

の3つです。



この3つの活動について少しだけご紹介したいと思います。

*:旧名称「SDGsネイチャーゲームワークショップ」。2021年度より変更

SDGsネイチャーゲーム file01〈ディスカバーウォーク〉

既存のネイチャーゲーム

〈ディスカバーウォーク〉は、

ウォークラリーのように

地図を見ながらまちを歩き、

チェックポイントで、

「地域の自然」や

自然とのかかわりの中にある「地域の文化」「地域の歴史」、

残していきたい「自然とのかかわり」

などを発見し、

自然や地域への関心を高める活動です。



この活動は、

発見アイテムをSDGsの視点で

アレンジすることで、

SDGsと身近なまちや暮らしのつながり

発見できる活動になります。



こんなカードをつくりました。



P1070271.jpg



たとえば、「人と人とのつながり」は

SDGsの「17.パートナーシップで目標を達成しよう」

に関連しますが、

実際にまちで探す場合は

どんなものが見つかりそうでしょうか?



まち中で

人のコミュニケーションが感じられるもの、

たとえば

「町内会の掲示板」

「こども100当番の標識」

などがこれに該当するかもしれませんし、

おばあちゃんたちの井戸端会議を見かけたなら、

これも立派なパートナーシップ!

かもしれませんね。



discover.jpgdiscover2.jpg KFN_0560.JPG



発見をしながらまちを歩いた後は、

SDGsの17ゴールと

発見したものとの

つながりをみていきます。

表面の発見アイテムには、

あらかじめ1つずつ

つながりのあるゴールの

アイコンが付いていますが、

他につながりのあるゴールがないかも

考えてみます。



じつは、SDGsの17ゴールは、

独立しているようでいて、

それぞれにつながりあっています。



例えば2.飢餓を終わらせるためには、6.安全な水の確保は重要ですし、1.貧困をなくそうには、4.質の高い教育を誰もが受けられるようにしたり、10.人や国の不平等をなくすことも関連します。



〈SDGsディスカバーウォーク〉

の発見アイテムも、

それぞれが関連し合っていたり、

SDGsとのつながりは

1つではないかもしれません。

ぜひ「つながり」にも

注目してみてください!



カードの裏面には、

17のゴールのアイコンと短い説明、

カードの使い方が書かれています。



P1070266.jpg



この「SDGsディスカバーウォークカード」

については、

コチラの記事もご覧ください。



ネイチャーゲームWEBショップで

「SDGsディスカバーウォークカード」を購入する

コチラから

SDGsネイチャーゲームfile02〈カモフラージュ〉

〈カモフラージュ〉は、

道や植え込みなどに

目立たないように置かれた

人工物を探す

ネイチャーゲームです。



SDGsアレンジバージョンでは、

人工物を身近な「ゴミ」

設定して実践しました。



実践場所に

実際に落ちていたゴミを使って行い、

体験後のふりかえりでは、

ゴミがどのように

この場所にたどり着いたのかや、

経年変化、分解されにくいゴミの行方などについて

参加者で考えてみたり、

感じたことを話し合います。



SNL26_4.png

たとえばこのような植え込みにゴミを設置して行うことができます。



情報誌『SNL』26号でも紹介しています!

このネイチャーゲームを体験後は、

みなさんよく見る力」がアップし、

小さなゴミも目につくようになります。



周辺にゴミを見つけたなら、

ゴミ拾いも合わせて行うと

行動と結びつき、

効果的かもしれません。

SDGsネイチャーゲームfile03〈この人をさがせ〉

お互いにインタビューをし合うことで、

一人一人のSDGs度や、

身近な生活とSDGsとの関連に

気づくことができる

アクティビティです。



例えばこんな項目を用意し、

あてはまる人をさがします。



SNL27_4.png

情報誌『SNL』27号でも紹介しています!



SDGsアレンジバージョンでは、

名前を記入し終わった後、

お互いに知っていることや

実践していることを

話し合うことで、

SDGsへの理解を深めていきます。

知らなかったことや、

実践していないことについても、

関心を持つきっかけになります。

続々開発中!SDGsネイチャーゲーム!

上記でご紹介したように、

ネイチャーゲームをアレンジしたり、

SDGsと関連づけたふりかえりを行ったり、

ネイチャーゲームの手法を用いることで、

さまざまな場で

SDGsの活動を展開することができます。



SDGsネイチャーゲームセミナーでは、

SDGsへの理解を深め、

実際に伝える手法を学ぶことができます。



自然体験活動指導者の方は

もちろんのこと、

企業の方や自治体の関連部局の方など、

SDGsを実践したい、

伝えたい方にもおすすめです。

みなさまのご参加を

お待ちしています!



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日本シェアリングネイチャー協会では、

オンラインでセミナーや講師派遣の他、オリジナルプログラム作成のお手伝い、オリジナルグッズ制作など対応しています。

最新情報はこちらもぜひご覧ください!

?「SDGs(持続可能な開発目標)×ネイチャーゲーム」




水信 亜衣 みずしな あい
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会 元スタッフ

10年前東京へやってきた時には、里山暮らしとのあまりに大きな自然ギャップに途方に暮れるも、シェアリングネイチャーの視点で徐々に東京ネイチャーの面白さを発見!!現在、2児のシェアリングネイチャー子育て中。6歳になった娘は、昨年生まれた弟に得意げに自然案内をしています(笑)
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