高畑勲監督の映画「かぐや姫の物語」で唄われたわらべ歌ではじまった今回の日置講座。「この韻を踏んだ流れがいいんだな?」と先生しみじみ。
日本で文字が使われ出したのは4?5世紀と遅く、そのため「日本は長らく未文明の野蛮な国だった」と言われることがあるが、それはまったく間違った認識だそうだ。日本には文字が使われる以前から言葉はあり、多くが「口伝」で伝えられていた。だから日本語は音の流れがきれいなのだと。
では、なぜ日本で文字が使われ出したのか、なぜ漢字には音読みと訓読みがあるのか...。なんと、漢字の音読みは「中国語の読み(音)」なのだそう。漢字は仏教の伝来とともに日本に入ってきた。つまり、仏教の経典とともに入ってきて広まったわけだ。では「訓読み」は...。これこそが大和言葉。日本古来の言葉なのだ。漢字が入ってきたときに、その読みをとりあえず記したのが「音読み」。そして、漢字の意味を考え該当する大和言葉をふったのが「訓読み」。ときに、音読みが三つある漢字があるのは、時を経て3回漢字が入ってきたから、時代により中国を支配していた民族(呉・唐・漢)が違うから、読みも違っていたということらしい。なるほど?。なぜか、国語の講義なり。
「ふわふわ」「ぞわぞわ」などの重ね言葉は、日本語特有の表現だと言われています。自然をじっくり観察し、お題になった「重ね言葉」にぴったりな自然を見つけましょう。日本語のリズムに導かれる春を、楽しんでみてください。
【準備】
・「重ね言葉」が書かれたカード
【楽しみ方】
①リーダーは、「重ね言葉」が書かれたカードを複数用意しておく。
②参加者を3~4人のグループに分け、グループごとにカードを一枚ずつ渡す。
③グループごとに、カードに書かれた重ね言葉にぴったりの自然を探す。
④リーダーの合図で全員が集合し、グループごとに見つけた自然の様子を「どこに、どのような様子であったのか」を発表し、全員でシェアをする。
※情報誌「シェアリングネイチャーライフ」Vol20 特集(編集:佐々木香織 イラスト:井上みさお)をウェブ用に再構成しました。
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