定年退職後の時間。
ネイチャーゲームリーダーの資格を取って、
新たな生きがいや交流を楽しんでいる
北村さんの事例を紹介します。
定年退職後、
クラフト作りや、
ネイチャーゲームを使った
定例イベントを企画するなど、
様々な活動をしています。
自然の楽しさを伝えたくて始めた、
「誰でもネイチャーゲーム」は
大人から子どもまで
誰でも参加できるイベント。
初めは緊張した顔の参加者も、
活動が進むうちに、
表情が和らぎ、
帰りは素敵な笑顔で、ハイタッチ。
「今度はいつやるの?」の声に、
次回の企画が膨らんできます。
また、趣味のクラフト作りは
主に、小枝を小刀で削って
ストラップやホイッスルなどを
製作しています。
「自分をもっと光らせて」
という小枝の呼びかけに
応えるように小刀で削ると
それぞれに素敵な姿に
なっていきます。
自然の小枝には、傷があったり、
色が濃い部分があったり。
そんな思いがけず現れる
自然の様子も楽しみながら
製作しています。
これらは、上記のイベント参加者に
プレゼントとして渡していますが、
参加者に渡したときの笑顔が
とても嬉しく、
その笑顔に逢うために
色々な思い出作りを考えることが
また楽しくて
仕方ありません。
現在、新型コロナウイルス感染症により
様々な人が集まるイベントが中止になり、
自然の中に出ていくことが難しい状況ですが、
そんな時こそ、
次に向けての
自己アップのチャンスととらえ、
出会える人の笑顔を思い出しながら、
手元にある小枝たちが、
様々な表情に変化していくことを
楽しみながら作業をしています。
ネイチャーゲームに出会ったおかげで、
このような時でも退屈することなく、
リフレッシュできている
ことに感謝しています。
ネイチャーゲームに初めて出会ったのは
50代のときのこと。
当時、業務が環境担当になったのですが、
それまで環境に関して
深く考えたことがなかったため
悩んでいました。
その時に受講した
環境学習リーダーの講座の中で
出会ったのが
ネイチャーゲーム。
正直、当初は〈動物交差点〉という
ネイチャーゲームに苦戦し
苦い思い出もありましたが、
その後の日常生活に
どんどん“違い”ができました。
私のお気に入りの
ネイチャーゲームの一つに
〈私の木〉という活動があります。
忙しくても
自分のお気に入りの木に会いにいくと
心を落ち着けることができます。
このように1人で、日常的にできる
ネイチャーゲームも
たくさんあります。
ネイチャーゲームリーダーの
資格を取って
自然とのふれあいを
楽しむことができることになった、
自分にびっくりしています。
「ネイチャーゲームを体験すると、
自然とのチャンネルが開かれるよ。」
との言葉を
初めてネイチャーゲームを
体験したときに
言われました。
ネイチャーゲームを知ってから
今まで気が付かずに
見過ごしていた
道端の花や、鳥の声にも
敏感に気が付くようになり、
そしてそこから自然への興味や
好奇心が湧き出しました。
小さいころから自然は当たり前に
身の回りにあって、
自然遊びをしていたけれど、
「自然の美しさ」への気付き、
「自然が大切なものである」という実感、
「自然と触れ合い、心が穏やかになる」経験は
ネイチャーゲームを体験したからこそ
得られたものです。
退職後、必要なことは、
「きょういく」と「きょうよう」だと思います。
「きょういく」とは、
今日行くべきところがある。
「きょうよう」とは、
今日やらなければいけない予定がある。
身体を使うことは、
年齢とともにきつくなるけれど、
文化的行動は、
時間を重ねるごとに、
充実し深まってくる。
そして、それを伝えることで、
より晩年が笑顔で楽しめます。
目標ができた
ネイチャーゲーム活動に
感謝の日々です。
ネイチャーゲームトレーナー
1946年、神奈川県生まれ。
ネイチャーゲームを体験してから、周りの自然がさらに好きになりました。
身の周りの自然に好奇心を持ち、自然が発するメッセージを共に気づく喜びを多くの人と分かち合いたい。ぜひ一緒に自然の中に出かけませんか?
?https://www.naturegame.or.jp/about_us/action/happylucky/