NEWS! 自然遊びの「危険予知」オンライン実践講座スタートです!
2020年は一言で表すなら、迷わず「コロナ禍」という言葉を選びたくなるほど私たちの生活に大きな影響を及ぼした新型コロナウィルス。人々の考え方や生活のあり方をここまで短期間で変えてしまうその影響力、それに対応するために私たちが費やしたパワーやエネルギーは計り知れなかったと言えます。
新型コロナへの感染予防対策として人が集まって対面形式で行う研修会が開催しづらくなり、私たち日本シェアリングネイチャー協会でもオンラインでの研修会を模索していきました。
ネイチャーゲーム創始者のジョセフ・コーネル氏から直接話を聞くセミナーや、コロナ禍の今だからこそ大事にしたい安全対策をテーマにしたセミナーなど、「オンライン」によって、逆に開催しやすくなった講座も新しく誕生しました。
今回、紹介するのは「KYTオンラインセミナー」。かつて、ネイチャーゲームリーダー養成講座では必修実習だった「KYT=危険予知トレーニング」を重点的に学ぶセミナーです。
コロナの影響で、春以降まったくネイチャーゲームの現場に立っていなかった私ですが、11月に2つの講師依頼を引き受けていたので、KYTのおさらいと、まだまだ続くコロナの対応についての不安もあったことから、講師に質問できるいい機会だと思い、参加してみることにしました。
オンラインですから、講師の田中さんと私の距離‥実際は遠いです(笑)。しかし、オンラインでの研修会は対面で行う講習会に比べて断然「近い」と感じました。
講師と受講者、スタッフは、長野・横浜・鳥取・相模原・川崎‥と日本各地から参加していました。距離的には遠くはなたそれぞれの自宅から、こうやってつながって同じ研修会を受けられる。そのことが、とても面白くて感じました。
「近い」と感じる理由は、みなさんのパソコンと顔の距離にもあると思います。普段、対面の研修会ではここまで顔近づけないですよね‥だから、表情ももちろん見えますし、講師から振られた受講仲間が「う?ん、そうですね。私は経験上〇〇だと思います」なんて話しているその表情とか口ぶりも、ダイレクトに伝わります。対面で行う研修会では、この受講仲間の表情は決して見れない(受講仲間の対面にいないから)‥
だから、オンライン研修会では講師も受講者同士もやたらと「近い」。それが、意外にもアットホームな雰囲気を作り上げて、オンラインだからって決して質が下がるものではなく、むしろ中身が濃くなっている、そんな風にも感じました。
その「近くて」「意外にアットホームな」KYTオンラインセミナーの内容ですが、「地域での野外活動では安全対策としてKYT(危険予知トレーニング)をしよう」というもので、何故KYTが大事なのかを理解した上で、その危険予知トレーニングを模擬的にではあるものの具体的に体験できる内容です。
このようなシートを使いました。(掲載は講師の了承を得ています)
実際にオンラインセミナーを通して、受講者の皆でこのようにKYTトレーニングをします。受講者それぞれの経験が聞けることが参考になりました。自分が気づかなかった危険について洗い出せるのが相乗効果になっていたと思います。
洗い出した様々な「危険」をこのように可視化して、把握します。この表をつくる前段階で「確率」「被害」「優先順位」考えるワークをしましたが、それがとても良かったです。この視点を知れたことが今回の受講で最大の収穫になりました。みなさんもぜひ受講して体験してみてください。
今回、体験した「KYTセミナー」は、野外活動やネイチャーゲームの「現場」に携わる、すべてのネイチャーゲームリーダーが受講対象。
もしも、あなたが経験豊富なベテランのリーダーだとしても、危険予知を改めて体験することや他の受講者の経験に触れることで、自分の安全対策への感覚がさらに高まると思います。
現場の経験がある中堅リーダーの方はチームの中でコーディネート的な役割を担うことも多いと思います。 自分への自己研鑽とともに、新しいリーダーさんへのチーム内での研修的要素としてもこのKYTセミナー受講は有効です。
そして、現場経験はまだまだ‥という新人リーダーさん、ぜひこのセミナーを受けてください。こういった研修を自分で選んで積み重ねていくことが、リーダーとしての自覚や自信につながります。
自宅にいながら、たった2時間で受けられる「KYTセミナー」このチャンスにぜひ受講をおすすめします!
こんな人におすすめ!
□経験豊富なベテランリーダー
□コーディネート的な役割も担う中堅リーダー
□新人リーダー
●安全対策オンラインセミナーは、コチラから詳細&申し込みを!
オンラインで受講できる安全対策セミナーはこの「KYTセミナー」以外に「リスクマネジメントセミナー」があります。私も次回のこのセミナーに参加してみようと思っています。
元・公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会 スタッフ
幼少の頃から両親に連れられ登山をしていました。子どもの自然体験の重要性は、身をもって体験しています。40歳で第一子出産。現在、 息子と"そこにある自然"を楽しむ日々。