地球には数多くの生きものたちが暮らし、それぞれに固有の特徴を持っています。
体の大きさ、足の数、棲んでいる場所、食べものなど・・・。
生きものの特徴を表すヒントから、ひとつの生きものをあてるネイチャーゲームです。
生きもののことを学ぶ際、例えば「ゾウは『体が大きくて、鼻が長くて、アフリカやインドに住んでいて・・・』」というように、個々の名前が最初にあり、あとから生態を理解していく学び方が多いですが、このネイチャーゲームでは反対にその生物の生態的ヒントから生きものの名前を導き出すことで、参加者の興味をかきたてます。
アクティビティのねらい:動植物の知識をつける
適当な時間と場所:いつでも/どこでも
対象年齢:5歳以上
必要な人数:2人以上
【楽しみ方】
①ひとつの生きものに対して6~8個の特徴(ヒント)を書いたカードを用意します。
②リーダー役は、ヒントをひとつずつ読み上げます。
③参加者はヒントを聞いて生きものを推測し、わかったら答えは言わずに、鼻に人差し指をあてます。
④全員が鼻に指をあてたら、リーダーの掛け声に合わせてみんなで答えをいいます。

〈ノーズ〉のオススメ活用例
●動物園でのイベントや遠足などに!
●自然体験イベントで、子どもたちや親子向けに!
●保育園や幼稚園の活動で!
●小学校の教科・単元に結びつけて授業でも!
●渋滞中の車内で家族同士で出し合うのも楽しい!
●オンライン研修の息抜きタイムにも!

熊本市動植物園の松本園長(フィールドネーム:あっちゃん)はリーダー資格取得後、園内でのシェアリングネイチャー活動を熊本県協会の仲間といっしょにすすめています。「自然が好き」で世界を変える、そのメッセージを身近な場所「動植物園」で広げています。
毎年夏休みになると夜間開園が行われる熊本市立動植物園。2025年7月、「夜の動植物園を楽しもう~シェアリングネイチャー体験の夜~」ということで、親子20名ほどと夜のネイチャーゲームを楽しみました。
あっちゃんがやさしく話し始めます。
「この動植物園には数多くの動物や植物がいます。その生きものの特徴をこれからヒントとして伝えますね。いくつか伝えますので、その生きものがなにか、考えてみてください。そして、生きものが何か分かった人は答えを言葉ではなく、ある合図で教えてください。こんな風に、人差し指を一本立てて、鼻の頭にのせてみてください。声には出さないでね。」
「わかった人が多くなってきたら、一緒に答えを言ってもらいますので、それまでは声に出さずに鼻の頭に指をのせておいてくださいね。もし、最初思った生きものが違うように思えたら、指をはずしてもよいことにします。ちょっと鼻がかゆかっただけとか、ね・・・。」
くすっと笑いが起こります。
園長のあっちゃんは続けます。
「では、生きもののヒントです。」
「私の足は4本です」
「私は群れで生活します」
「私は主に水辺で生活し、食事をする時に陸にあがります。」
「私は・・・」
こんな風にいくつかヒントを出していると、何人かは鼻の頭に指をおいている子どももいます。
続けてヒントを出していくと、みんな楽しそうに鼻の頭に指をおいてニヤニヤ・・・。隣のお友だちと目くばせしたり、まだ思案中のお父さんお母さんに自慢気な顔つきを向けている子どもも。 そして、頃合いをみて答え合わせをしてその生きもののことについて話し合います。
動植物園にいる、いくつかの生きものについて夢中になっていると、あたりはだいぶ暗くなってきました。
最後にとりあげたある生きものについて、こんなやりとりがありました。
「私は目がよく見えませんが耳はよく聞こえます」
「私は人間の耳には聞こえないような高い音(超音波)を出します」
ちょっと間があきましたが、 「アッ!わかった!」 思わず声に出てしまうぐらい、一生懸命考えていたその子どもの表情が得意げな笑顔に変わります。
続けてのヒント「私は夜行動します」
多くの参加者が指を鼻の頭へ置き始めます。
あっちゃん:「さあ、みんなでいっしょに答えをどうぞ!」
参加者:「コウモリ!」
あっちゃん:「正解です!どのヒントでわかったの?」
「夜行動する」、「超音波を出す」、「洞窟や屋根裏に住んでいる」などなどの声が上がりました。
●熊本市立動植物園でのネイチャーゲームの続きは、下記の記事から読めます!
食う食われるの関係を体験!動植物園で〈コウモリとガ〉
〈ノーズ〉にはこんな効果があります!
●集中力を高める
●やる気を引き出す
●推理や想像する楽しさを知る
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(2026.07.06 記事更新)


