木々のある自然に入り、あー気持ちいいな〜と感じることはありませんか?
それは、木々が出す成分が、私たち人間にとって、ストレスを緩和させる成分であるという要素があるからです。物質や成分も研究され、たくさんのデータが出ています。
このような成分も含め、木々の中で、呼吸をすることは、心と体を安定させるスイッチです。
樹木は、根から栄養分を吸収し、太陽の光で光合成して、糖分を作り、酸素を放出します。
そして、私たち人間は、樹木が放出した、酸素を吸って生きています。
〈森林浴のエクササイズ〉は、木々のある自然の場所で、深く呼吸をして「呼吸が樹木とつながり循環している」を深く感じるワークです。
やり方
(1) 空を見上げ、太陽の光を感じる。
(2) 樹木が太陽のエネルギーを吸収し、糖分を作り出し、光合成によって酸素を補給していることをイメージする。
(3) 深く呼吸をして自分の肺をこの森の木々が作り出した酸素でいっぱいにする。そして、自分が息を吐くたびに、木々たちへのお返しとして二酸化炭素を送り出していると意識する。
(4) 自分と森が、呼吸を通してつながっていると感じる。
実は、木々の近くにいるだけで、あなたの体を整える効果は発揮されています。
自然の中にいるだけで、樹木の近くにいるだけで、なんと、何にもしなくても...
あなたの身体を整えてくれているのです!
それは、あなたが「自然の生き物」だから、感じて、共鳴しているということ。
だから、木々を感じ、木のそばで深呼吸する時も、周辺を含めて、「どんな木かな?」とか、葉っぱや枝振り、樹皮、どこにどのように生きてるのか、など一度観察してみてください。
そう!五感を使って、観察し、感じるのです。
人間同士も、その人のことを知ると、共鳴しやすくなりますよね?
五感を使い感じて、木々のことを思いながら呼吸をする。
これを知って意識すると、体や心の感じ方、受け取り方も違ってきます。
森や木々の中で、心を落ち着けて、深呼吸し、静かな時間を過ごすと、短時間でも心と体が休まります。
体験した人は、5〜10分ほどの時間でも
「あ〜自然と一体になって、ずっとここにいたいです」
「木に触れたり、寄りかかっているだけでも安心する」
「視界がクリアになった!」
「体と心が落ち着くってこんな感じなんですね」
そんな感想もありました。
”やり方”や”手順”より、「感じる」ことが大切なのかもしれません。自分の思考を休ませて、木々や森に委ねましょう!
ネイチャーゲームの活動をする前に、また、活動の最後に静かな時間を作ると、自分がより自然の一部だと感じる「余韻」が長続きしますよ。
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赤居実花 あかいみか
森林セルフケアコーディネーター
元気のソムリエ
日本メンタルヘルス協会心理カウンセラー、森林療法セルフケアコーディネーター、ホメオパス、シェアリングネイチャーウェルネスガイド。ネイチャーゲームとの出会いをきっかけに、森林療法、心理学、ホメオパシーをはじめ、さまざまな自然療法を学び、自然の中でナチュラルに心と体を元気にする案内役として活動。