環境教育の出前講座の依頼を受け、ネイチャーゲーム〈自然へのインタビュー〉を実施した事例を紹介します。
対象も場所も様々。
年中さんと幼稚園の園庭で
小学校1年生と校庭で
小学校5年生と自然の家の森で
でも、同じことをします。
今回はたくさんある自然の中でも「木」にインタビューをしました。
自然へのインタビューのやり方は以下の通りです。
【やり方】
(1) 心にとまる自然物をひとつ選び、その自然に聞いてみたい質問をします。
(2) 自然からの答えを自分なりに考えてみます。
まずは木とお友達になるきっかけとして、木に目玉をつけます。
それだけで木がなにかお話してくれそうな雰囲気になってワクワク。
まずはそっと触って、ごあいさつ「こんにちは」
触ってみたらどんな感じ?ごつごつしてるかな?
あ!ここはつるつるしてるよ!
枝の部分はまた違う感触だね。
葉っぱを触ってみたらどんな感じ?
つるつるしてるー
あ、葉っぱの裏はざらざらだ!
枝の先っぽの葉っぱは柔らかいね~
木の葉の色はどんな色?
緑に赤、黄色もあるね。点々模様もあるよ。よく見ると白もあった!
穴も開いてる…
「どうして穴があるのかな?」「虫さんが食べちゃった?」
じゃあ生き物さんがたくさん遊びに来ているのかな。
この木はどんなことをして欲しいと思っているかな
私たちと遊びたいって。お水が欲しいって言ってる。
私たちに優しくしてもらいたいって言ってるよ。
この木が気に入っている景色はどんな景色だろうね。聞いてみよう。
この前に見える森だって。空の色って言ってるよ。
木がしてくれることもあるよね。
木陰を作ってくれそう。
木の実を食べさせてくれるって。
空気を美味しくしてくれるんだって。
この木は大きくなったどんな木になるんだろうね。
きっと葉っぱが色づいてきれいになったりするかも。
気持ちの良い木陰を作ってくれるかも。
木にニックネームをつけよう!何がいいかな?
△△ちゃんがいいんじゃない?○○ちゃんがいいよ!
あ、それ名前が素敵ね。それにしよう!
○○ちゃん、また会いに来るね。
自然とどうやって遊んだらいいの?と思うかもしれません。
どうしてこうなってるのかな?の不思議を一緒に考えてみたり、
気づいたことや思ったことをたくさんお話すれば良いだけなんです。
理科教育のような木の正式名称が分からなくったって良いんです。
その木にオリジナルの名前をつけてあげたら、自分達だけのステキな友達になりますね。
森に行かなくても、幼稚園の園庭、小学校の校庭、公園、道端、お庭でも
どんな環境でも木があれば、声掛け一つでその木と向き合う時間が作れます。
○○ちゃんを囲んで親子で話す楽しい「時間」こそが子どもたちが自然に寄り添う気持ちを育てるのだと思います。
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長崎県シェアリングネイチャー協会理事長
木育指導者フォレストマスター
ながさき県民の森インタープリター会会長
長崎県地球温暖化防止活動推進センター事務局長
保育園児や保育士向け自然遊び、小学校の授業(生活、理科、SDGsでの環境教育、小学校の社会での木育等)、学童でのネイチャーゲーム、自然の家職員や環境ボランティア向けの講座や福祉でのネイチャーゲームなどを行っています。身近な自然で様々な対象、様々な場所に合わせてプログラムが自在に組めるところがネイチャーゲームの魅力! 日本中のみなさんと、その場所の魅力を発見し、プログラム作りをしたいなと思っています。 気軽にお声がけ下さい♪