様々な葉っぱの形に着目しながら、葉っぱの違いに気づきます。
コラム「葉っぱの基本」
葉っぱの形は、植物の種類によってさまざまですが、基本の構造は一緒です。光を受けて生産活動をする葉身。葉身を網の目のように走り、水や養分の通路である葉脈。葉を支え、水や養分を移動させる葉柄。時にはおまけの托葉…。それぞれが役割を分担しながら、全体では見事な一枚の「葉っぱ」ができているのです。みんなで集めた葉っぱをこんな視点で見てみると、違いや共通点がたくさん見えてくるかもしれません。
<葉っぱ各部の名称>
葉身(ようしん)…葉っぱの広がった部分。本体
葉柄(ようへい)…葉っぱの柄の部分
主脈(しゅみゃく)…葉っぱの中央を走る太い葉脈
側脈(そくみゃく)…主脈から分かれた細い葉脈
鋸歯(きょし)…葉っぱの縁にあるギザギザ
托葉(たくよう)…葉っぱのつけ根にある付属物
蜜腺(みつせん)…蜜を分泌する腺。葉柄や葉の縁にあることが多い
参考図書:『調べて楽しむ葉っぱ博物館』亀田龍吉・写真 多田多恵子・文/山と渓谷社/2003年