ネイチャーゲームはさまざまな場面で活用されています。
活用している方々の声をご紹介します。
(ネイチャーゲーム紹介動画「地球と遊ぼう 自然と話そう NATURE GAME」より編集掲載)
ネイチャーゲームを体験してから「あそこに、こんな花がそろそろ咲きそうだったよな」とか、「あの公園のあそこのあの木の実がそろそろなる頃だよね、どんな色になるのかな」とか気になるようになりました。
今、アロマが流行っていますが、カツラの木の、ものすごく素敵なあまーい香りなど、自然の中にはいろんな香りがあります。そうした自然の様子について、これまではあたりまえと思っていたことが、新鮮に見えてきて「えっ!」て気づくことが増えました。
家に帰って家族が「良い顔しているね」と言ってくれるようになり、こうした暮らしの中での自然の楽しみ方というものがあるのだなと実感しています。
ひとりでも出来るということは、ネイチャーゲームの素敵なところだと思っています。
暮らしの中での実践というのかな、生活の中にうまく取り入れられているように感じています。
もちろん仲間がいると、もっと楽しいですよ。
神奈川県 北村允彦さん
自然について詳しいことを知らなくても、たとえば植物のことを知らなくても、あるいはネイチャーゲームのアクティビティのやり方や手順を知らなくても、公園だったり庭だったり、家の台所だったりで、ネイチャーゲームの要素を使って出来るというのはすごく大きな特徴だと思います。
子育てがすごくつらいものではなくて楽しいものになってくる。それを教えてくれたのはやっぱりネイチャーゲームを知っていたからだし、「外に遊びにいける」という自信を持っていたからかなと思います。
東京都 峯岸由美子さん
幼児期の子供たちというのは何かを教えてもらったりとか、聞いて覚えるということではなく、また何かで調べてそれを身につけていくのではなく、感覚を使ってまわりの環境と直接かかわることで、物事を理解していきます。
自然の中には感覚で感じるものが、たくさんあります。それはいろんな匂いであるとか、音、手触りと、人工物からは得られない、さまざまな体験ができます。しかし、幼い子供たちが外の世界とかかわるには、手をつないで外に出る大人が必要です。
子供たちを取り巻いている世界が実に多様性に富んでいて、豊かであるということを自然の中から感じてほしいと思い、子供たちと手をつなぎ、ネイチャーゲームを楽しんでいます。
学校法人 早出学園 早出幼稚園 園長 荒巻太枝子さん
学校というところは、たくさんの友達と一緒に過ごす場所です。
そんなたくさんの友達と関わり、相手を理解する一手段として、ネイチャーゲームは大いに活用できるツールだと思います。
ネイチャーゲームは個人で活動したり複数で活動したりと、いろいろなパターンがありますが、どの場合も必ず“分かち合い”の時間があります。
その分かち合いの中で、「自分はこう思ったけど、相手も同じこと考えていたんだ」とか、「自分とは全然違うことを感じている」とか、相手の考えや感じ方に新たな気づきを得、相手への理解が深まっていきます。
学校の中で行うネイチャーゲームは、自然だけではなく他者との関係を深める点でもとても有効な活動だと思います。
相模原市立二本松小学校 校長(2009年9月時点) 井上 満さん