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おへそにダニ

こんにちは、よいしょです。
本日「安全対策トピックス第二弾」を発信しました。
8月号がギリギリ8月内に発信できてホッとしています。

今回のテーマはダニです。
ダニといえばある宿泊行事で、脱衣所から「やべー!やべーよ!なんかいるよ!」の声。
お風呂の前にお互いにダニチェックをするのですが、中学生の男子のおへその中に「なんか」がいました。「なんか」とは、そう、ダニ。
おへその中に食い込んだ赤っぽいゴマのようなもの。
よく見ると足があって、ときどき足が動いてるんです。

場所が場所だったのでピンセットで取るわけにもいかず、また当時、ダニ用ピンセットも持っていなかったので、診療所に行って、取ってもらいました。
取るというのは、つまりメスでちょん、ちょんと皮膚を一緒に切除するということ。

英雄として帰還した彼が病院でのことを楽しさを織り交ぜて話してくれた様子が印象的でした。
無事に切除できたので、安堵した笑顔が見え、明るい性格の少年だったので楽しさを交えて伝えてくれましたが、やっぱり不安だったことが伝わってきました。


体に、しかも自分ではよく見えない、おへその中に、得体の知れない何かが食いついていて、血を吸っている。
それは不安を感じたり、気持ち悪さを感じて当然のことなんです。


「大丈夫、大丈夫」。
ケガをした子どもに声をかけるとき、私たちは、その「痛み」だけでなく、
「感じていること」への共感も持ちたいですね。

もし咬まれたことのある方がいたら、ぜひお話を聞かせてください。
また周りのみんなに、どんな感じだったのか、どう感じたか、何が不安だったかなどシェアしていただければ幸いです。
また子どもが咬まれた場面に遭遇したことのある人からもお話を聞けると嬉しいです。

受け身とわかちあいで、ひとりひとりの経験値を、みんなの経験値にしていければと思っています。


2018年10月は安全のクローバー月間です。

安全対策トピックスおよび関連情報はこちらから

【取り組み】イベントにおける安全対策



SNAJsafety-topics201808JPG.jpg


image1.jpg福岡県保健環境研究所さんがマダニの「吸血前」の写真を公開・提供してくれています。参考にしてください。またマダニの採集、調査方法も。マダニがいるとされるフィールドで一度試してみたいです。
http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~uirusu/SFTS/SFTS3.html

※右の写真はフタトゲチマダニの成虫(福岡県保健環境研究所提供)


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コメント(2)

まいまいさん、シェアありがとうございます!
アルコール脱脂綿で取れてよかったですね!麻酔を使わない方法を模索してくれるお医者さん、素敵です!
取れやすい場所とかもあるかもしれませんね。前に温泉で子どもの背中に付いているのが発覚したことがあり、温泉の人がお猪口に水?を入れてピタッと付けてしばらく放置して、取ってくれたことがありました。詳しく聞いておけばよかったなぁ。。。

それにしても2回はなかなかの頻度ですね。実はそれだけ身近にいる生きものなんですよね〜。
ダニは肌についてもしばらくの間、咬み付きやすいところを探してウロウロしてるとも言います。ウロウロしてる間にお風呂で流せたり、ピンと指で弾けると良いですよね。
咬まれてからだとうまく取れたとしても、まいまいさんと同じ「発熱がないかのドキドキ」があります。予防が大事ですね。教訓もありがとうございます!

2018年09月14日 投稿者:よいしょ(藤田航平@日本協会)

現在、幼児を子育て中です。
娘が2歳の時に咬まれた体験をシェアします。
それも2回(>_

森から帰り、お風呂に入ろうと服を脱ぐと、、、
太股に新しいほくろかな?
と、良く見ると
あれ?足が蠢いてる!!!
なんじゃこりゃダニだーーー!!

ダニ=「死ぬかも?」
というイメージがあったので、まずはWebで情報収集

→個人で、ピンセットでつまんで抜くと顎が残る事がある。皮膚科に行って専用の器具で除去してもらう。
→ダニに咬まれたからといって、必ず死ぬわけではないみたいかな?良くわからない?
Webでは、ハッキリとしたことはわからなかったので
兎に角、皮膚科を受診しました。

すると、先生が除去するのには「切開」が必要で、その為には「麻酔」をしなければならない。
しかし、2歳の小さな子どもに麻酔するとなると個人病院では、見れないので近くの大学病院の救急外来を紹介しますので、そちらへ行って下さいと言われました。

えっ!!
「麻酔!」「切開!」
「大学病院の救急外来!!」

皮膚科に行けば、ちょいちょいっと取ってもらえると思っていたら、思ったよりも大変なことになりビックリ!!!

ドキドキ不安な気持ちで大学病院の救急外来へ
当番の先生は、ダニの除去について詳しく調べて説明して下さいました。

→2歳の小さな子どもに麻酔をするのはなるべく避けたいので、切開しない方法を試したい。
アルコール脱脂綿を20~30分ほど咬まれたところにあてると、ダニの顎が外れるらしい。
まずは、それを試して無理なら切開で除去する。

→全てのダニが発熱の因子を持っているわけではないので、ダニに咬まれると必ず発熱するわけではない。

発熱してもそこから重症化して死亡するのは稀で、今までの報告では高齢の方ばかり、今のところ死亡した幼児はいない。

発熱に注意するのは、咬まれてから1週間~10日。すぐに薬を飲んで管理する事で重症化を避けられる。

それまで、死ぬかもしれない。と、不安だった私は説明を聞いて、ホッとしました。。。

アルコール脱脂綿を咬まれたところにあて、テープで固定。
太股をさわらないように、手遊びして気を反らし待つこと30分。。。

アルコール脱脂綿をそっとはがすと、黒い点が脱脂綿についてました。
ダニの除去完了です!!

麻酔も切開もすることなく解決して良かったです。

その後すぐに、自宅の救急セットに携帯用のアルコール脱脂綿を加えました。

ーーーーー
2回目に咬まれた時は、自宅で咬まれました。
森遊びしたときに
バッグや服などについたまま、持ち帰ってしまい、後日、自宅で咬まれたものと思われます。

これも、お風呂の時に気づいて、慌てず救急セットからアルコール脱脂綿を出して自宅で除去することが出来ました。

取れたダニは死んでます。
発熱したときの為に念のため保管しました。
1週間程は発熱がないか、内心ドキドキし確認していましたが、発熱もなく無事に対処する事が出来ました。

ーーーーー
そこから得られた教訓は
自然体験から帰るとき
車に乗る前に服などをはたく、もっと出来れば着替える。

帰ったらすぐにお風呂に入る。変わったところがないか、全身確認する。

対処の仕方をきちんと学んで備えていれば、無駄に慌てることなく不安にかられることもない。

自然遊びは、そこにしかない魅力が有ります。
事前の学びと備えで、楽しい自然体験を✨

以上
アルコール脱脂綿で、ダニの除去をしたお話でした。

2018年09月14日 投稿者:まいまい

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